
優しさと 厳しさと
合わせ持つ姿を見つめて
心を 平らかに時を過ごすとき
哀愁に満ちたこの世の
出来事を
からくも 受け止め
さらりと 流しさる気持ちの柔軟を
人とのかかわりの
ままならない 思いは
一度胸に抱き おおきな深呼吸と
ひとり言する癖の魔術で
いくつもの 行き止まりを
いつしか 昇華して
わたしに戻る
時として この逞しさよと
あきれるばかり
いくつもの 山や谷を
通り過ぎてなお
心が作り出す 幻影の存在を
人として生まれた 代価のように
心やすく 受け止めて
人には 優しく
そして 自分には厳しく
仏間の母と対峙して
その教えの向こうに
普賢菩薩の守り本尊が
私の 生きてきたすべてを
見守っていると
感じた秋の一日
彼岸会
合わせ持つ姿を見つめて
心を 平らかに時を過ごすとき
哀愁に満ちたこの世の
出来事を
からくも 受け止め
さらりと 流しさる気持ちの柔軟を
人とのかかわりの
ままならない 思いは
一度胸に抱き おおきな深呼吸と
ひとり言する癖の魔術で
いくつもの 行き止まりを
いつしか 昇華して
わたしに戻る
時として この逞しさよと
あきれるばかり
いくつもの 山や谷を
通り過ぎてなお
心が作り出す 幻影の存在を
人として生まれた 代価のように
心やすく 受け止めて
人には 優しく
そして 自分には厳しく
仏間の母と対峙して
その教えの向こうに
普賢菩薩の守り本尊が
私の 生きてきたすべてを
見守っていると
感じた秋の一日
彼岸会

(再掲)