夢のような 時間は
つかの間に過ぎ
厳しい現実が
追いかけてくる
目をとじて
やり過ごせるものなら
このまま
目を閉じた ままで、
待っていよう
川辺に 水鳥が飛来し
彼らのいとなみは
順調に 明日を迎える
わたしの時間は
現実に 浮遊して
灼熱の太陽に
もてあそばれ
抜け殻になって
明日になる
時間の狭間で
水鳥の 自由を
羨望の目で
ただ、ながめる
わたし・・
つかの間に過ぎ
厳しい現実が
追いかけてくる
目をとじて
やり過ごせるものなら
このまま
目を閉じた ままで、
待っていよう
川辺に 水鳥が飛来し
彼らのいとなみは
順調に 明日を迎える
わたしの時間は
現実に 浮遊して
灼熱の太陽に
もてあそばれ
抜け殻になって
明日になる
時間の狭間で
水鳥の 自由を
羨望の目で
ただ、ながめる
わたし・・
嬉しいことがあると
顔に出るのは
お決まりのようで
何か あった
と 聞かれると
いえいえ といいながら
心の中で 嬉しいことを
反芻して
反芻すると
喜びは ふくらみ
又反面
哀しいことは 倍増する
嬉しいと
何かにつけて
スムーズに運ぶ様な気がして
周りの人に
愛想よくなる
言葉も 明るく
口の重い人も
いささか 饒舌になる
人の世の 潤滑のためにも
嬉しいことが
続きますように
嬉しいことって
他人からすると
きっと 馬鹿げたほど
些細なことなのだ
顔に出るのは
お決まりのようで
何か あった
と 聞かれると
いえいえ といいながら
心の中で 嬉しいことを
反芻して
反芻すると
喜びは ふくらみ
又反面
哀しいことは 倍増する
嬉しいと
何かにつけて
スムーズに運ぶ様な気がして
周りの人に
愛想よくなる
言葉も 明るく
口の重い人も
いささか 饒舌になる
人の世の 潤滑のためにも
嬉しいことが
続きますように
嬉しいことって
他人からすると
きっと 馬鹿げたほど
些細なことなのだ
あの人が うたった歌
もの憂い 雰囲気で
窓の外を 眺めながら
小声で 歌っていた 詩
”人恋うは 哀しきものを
平城山に もとおり来つつ
耐えがたかりき ”
あの人は 誰かのことを
思いながら 誰に聞かせる
ためでもなく
心のうちから 沸きあがってくる
思いを 声にならない声で
吾知らず 歌ってしまったに違いない
その後ろ姿を 眺めながら
人を 恋うる 切なさを
打ち明けられたように
私は 重大な 人生のひと時を
その空間を
あの人と 共有してしまった
切なさは 深く
私に 感染 して
私は あの人の
胸の内を 計り知れない
もどかしさに
人を 恋うることは
切なく 哀しいと いうことだけを
無言で 教えられた
私の 初恋は
そのまま 立ち消えていった
もの憂い 雰囲気で
窓の外を 眺めながら
小声で 歌っていた 詩
”人恋うは 哀しきものを
平城山に もとおり来つつ
耐えがたかりき ”
あの人は 誰かのことを
思いながら 誰に聞かせる
ためでもなく
心のうちから 沸きあがってくる
思いを 声にならない声で
吾知らず 歌ってしまったに違いない
その後ろ姿を 眺めながら
人を 恋うる 切なさを
打ち明けられたように
私は 重大な 人生のひと時を
その空間を
あの人と 共有してしまった
切なさは 深く
私に 感染 して
私は あの人の
胸の内を 計り知れない
もどかしさに
人を 恋うることは
切なく 哀しいと いうことだけを
無言で 教えられた
私の 初恋は
そのまま 立ち消えていった
過去の
幻影のなかに
どっぷりと 浸り
躓いたり
駆け出したり
あそび 戯れて
いたずらに すごす日々
重ねて、
数えて、
そして・・・
思い出しては 泣き笑いする。
過去の 化身が
今の わたしで あることを
知っている 私と
知らぬ振りの 私
義足の 足先が 痛むと訴える
ひとに 寄り添うように
私は 過去の苦い幻影のなかで
もだえる わたしに 寄り添って
今の私を かろうじて たもっている
幻影のなかに
どっぷりと 浸り
躓いたり
駆け出したり
あそび 戯れて
いたずらに すごす日々
重ねて、
数えて、
そして・・・
思い出しては 泣き笑いする。
過去の 化身が
今の わたしで あることを
知っている 私と
知らぬ振りの 私
義足の 足先が 痛むと訴える
ひとに 寄り添うように
私は 過去の苦い幻影のなかで
もだえる わたしに 寄り添って
今の私を かろうじて たもっている