おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

いなずまのごと・・

2020-09-15 05:46:54 | Weblog







かみなりの 

         背に乗りゆかむ 

                 きみのまち

  はげしきおもい 

                いなずまのごと


(画像はweb より借用しました)
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ただ、ながめる・・

2020-09-14 08:29:18 | Weblog







夢のような 時間は
つかの間に過ぎ

厳しい現実が
追いかけてくる

目をとじて
やり過ごせるものなら

このまま
目を閉じた ままで、
待っていよう


川辺に 水鳥が飛来し
彼らのいとなみは
順調に 明日を迎える


わたしの時間は
現実に 浮遊して


灼熱の太陽に
もてあそばれ


抜け殻になって
明日になる



時間の狭間で
水鳥の 自由を
羨望の目で
ただ、ながめる


わたし・・
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顔に出る

2020-09-13 06:09:58 | Weblog







嬉しいことがあると
顔に出るのは 
お決まりのようで


何か あった

と 聞かれると
いえいえ といいながら
心の中で 嬉しいことを
反芻して


反芻すると
喜びは ふくらみ

又反面
哀しいことは 倍増する


嬉しいと
何かにつけて
スムーズに運ぶ様な気がして
周りの人に
愛想よくなる


言葉も 明るく
口の重い人も
いささか 饒舌になる


人の世の 潤滑のためにも
嬉しいことが
続きますように


嬉しいことって
他人からすると
きっと 馬鹿げたほど
些細なことなのだ

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不条理の一部をかいまみた・・

2020-09-12 06:51:35 | Weblog






世の中の 不条理の一部を

かいまみた後

沸々とした 黒雲が   

むねの中の いたるところを

圧迫するのに耐えきれず

大きなため息を ついてしまう



大声を 出して さけびたいのに

ひとの心を 手玉に取る

巧妙な仕組みに 踊らされた

羞恥心が それを さえぎる



お日様に 顔を向けてくらすことが

深層の もっとうであった

馬鹿正直な 生き方を

愚弄されたような 鬱憤が

まとわりついて 離れない



まっすぐに 生きるって

ほんとうに むつかしい



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時間泥棒のわたし

2020-09-11 06:44:00 | Weblog







夜更かしの後の日

朝は そこそこに目覚め

何か 充実したような気分で

手当たり次第 取り掛かり



昼ごろには

途方もなく 眠気に襲われて

それを

吹き飛ばすような

イベントもないので



一気に 怠惰な時間に

もぐりこみ

夢想の世界に あそぶ



時間泥棒のわたしは

盗んだ時間を

もっとも 有意義に

すごそうと

ダウンロードした

電子書籍の 読みかけの

ページを繰り

現実の 世界から

逃避する



今日も いっぱい

満ち足りた 一日になりそうだ

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バラの垣根の向こうに・・

2020-09-10 08:07:28 | Weblog






バラの垣根の 向こうに

幸せの 時間が 流れている



手入れの行き届いた 花壇と

仔犬が 遊ぶ 芝生



その前を そそくさと

通り過ぎる 



幸せ病に 感染しないように

一刻も早く 素通りする



通っただけで すでに

感染 したかもしれない



幸せ病は 持たない者には

ひどく つらい

特効薬のない 

時間との 戦いになる

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もしかして・・

2020-09-09 07:33:07 | Weblog






片想いのとき

心は あなたのことで 満ち満ちて
何気ない あなたの振る舞いが
自分のためのように 感じられる

あなたの 日常を手中にしたような
自己満足の時間が ながれる


片想いのとき

あなたの 通りすがりの 視線が
わたしをとらえて 
まつわりついてくる

そんな 妄想で
ひそかな 喜びを 
胸に 閉じ込める

真実を 確かめる勇気など
さらさら ない。

片思いのままが 幸せ などと
嘘を つき続ける

もしかして 両想いかもと
慰める こころの声が 
小さく 聞こえる

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いとしきもの

2020-09-08 05:53:39 | Weblog






青春真っ盛りに
人の世の 無常を 受け止め
その中から
立ち上がって 得たものを
幾度か 失い


それでもなお
人は いとしきもの と
語れる わたしを
この上なく いとおしむ


自分を見失うことが
救いようのない 奈落の渕に
たつことだと
たくさんの 中から
学んできた。


それでもなお
人は いとしきものだと
心から そう思う


ただ それを伝える
技量がない


ひとりで 抱えていく
それが わたしの生き方

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白昼夢?

2020-09-07 07:13:49 | Weblog






小さなことが 何でもないことが

頭の中に 居座って

わたしを離さない



目を閉じて 眠っているわけでもないのに

夢のように 頭の中に

あらわれる まぼろしのようなもの



白昼夢と呼ぶのだろうか

なりたい私は 成長して

わたしから 抜け出していく



なりたくない 私は行くところもなく

わたしのなかに 居座って

くどくどと 

つまらない歌をうたいつづける

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初恋は・・

2020-09-06 06:32:06 | Weblog







あの人が うたった歌


もの憂い 雰囲気で
窓の外を 眺めながら
小声で 歌っていた 詩


”人恋うは 哀しきものを
平城山に もとおり来つつ
耐えがたかりき ”


あの人は 誰かのことを
思いながら 誰に聞かせる 
ためでもなく
心のうちから 沸きあがってくる
思いを 声にならない声で
吾知らず 歌ってしまったに違いない



その後ろ姿を 眺めながら
人を 恋うる 切なさを
打ち明けられたように


私は 重大な 人生のひと時を
その空間を 
あの人と 共有してしまった


切なさは 深く
私に 感染 して
私は あの人の
胸の内を 計り知れない
もどかしさに


人を 恋うることは
切なく 哀しいと いうことだけを
無言で 教えられた


私の 初恋は
そのまま 立ち消えていった


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苦い幻影のなかで

2020-09-05 06:45:56 | Weblog






過去の 
幻影のなかに 
どっぷりと 浸り


躓いたり
駆け出したり


あそび 戯れて
いたずらに すごす日々


重ねて、
数えて、


そして・・・ 


思い出しては 泣き笑いする。


過去の 化身が
今の わたしで あることを
知っている 私と
知らぬ振りの 私


義足の 足先が 痛むと訴える
ひとに 寄り添うように


私は 過去の苦い幻影のなかで
もだえる わたしに 寄り添って
今の私を かろうじて たもっている
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迷い道 

2020-09-04 06:31:27 | Weblog






間違いに 気づいて 引き返したのに
引き返した道も 迷い道であった。


迷い道で 出会った人に たましいをあずけて
抜け殻の身を ひたすら 前に進めていた


ただ一つ 微かに瞬く 明かりを 遠くにみつけて
そのもとへ たどりつこうと 歩み続けていた。


夢見る少女の 夢の中の世界が
扉一つ隔てた 向こうで 目まぐるしく 変わっていくのに
手を差し伸べようともせず
見過ごした 非情な 大人の常識を持ち


すでに 大人の私は 
少女の私を 無情にも 突き放して 生き抜いた。

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つのる恋

2020-09-03 08:03:17 | Weblog






さえぎれば さえぎるほどに つのる恋

ひまわりさけど つゆくささけど



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記憶の中の住人

2020-09-02 06:33:30 | Weblog







あの時
なにを 話したのだろう
午後1時に 出会って
あなたの 汽車の時間まで


なにが存在したのだろうか
あなたと わたしの間に
そんなにも 長い時間
まだまだ 語りつくせない
思いに とりつかれた あの時


カフェの片隅で
何度目かの 飲み物を
オーダーして
それでも 時計を
みようともしなかった あなた


夜汽車の中から
長い手紙を 書いた あなた


その手紙を
長い間 バッグの底に
入れていた わたし

あの時 二人の間に
なにが 存在したのだろう


遠い地に 
転勤していった
そのひとは いま・・・

遠い記憶の中の 住人


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ひたすらに・・

2020-09-01 06:07:48 | Weblog







それぼどに せつなくばなけ あきむしの

あすのいのちも きょうのいのちも






ひたすらに まえむくだけの こころねに

よりそうのかや いつくしみのあい

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