ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2013」は2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表はニュージーランド代表「オールブラックス」に8トライを奪われるなど6-54で完敗した。両国の対戦成績は、親善試合を含めてオールブラックスの5戦5勝となった。
2011年W杯王者のオールブラックスは、スタメンに代表キャップ120を誇る主将リッチー・マコウ、同97のSOダン・カーターらが名を連ねた。
世界1位の最強軍団に挑んだ日本は前半9分、相手のハイパントをNO.8ホラニがキャッチしきれず落球。こぼれたボールを拾われて先制トライを許した。
13分と22分にFB五郎丸がペナルティゴールを決めて6-7と1点差に迫ったが、26分から立て続けに3トライを奪われ、一気に引き離された。結局、前半だけで4トライ4ゴールの猛攻を許し、6-28で折り返した。
日本の劣勢は後半に入っても変わらず。10分にゴールライン手前のラックから右中間にトライを許すと、17分と26分にもトライ。33分にはWTBピウタウに左中間へチーム8個目のトライを許し、FBバレットに角度のないゴールを決められ6-54とされた。
日本は終了間際にTB福岡が左隅に飛び込んだが、タッチの外と判定され、トライは認められずにノーサイド。秩父宮には2万人を超えるラグビーファンが集まったが、日本はオールブラックスの高い壁に阻まれ、最後までトライを奪うことはできなかった。
オールブラックスの主将マコウは前半31分にトライを決めるなど、フル出場の活躍。カーターは後半11分に退くまで、5本のゴールキックをすべて成功させた。
※引用しました。
ヤマザキナビスコカップ決勝が2日に行われ、浦和レッズと柏レイソルが対戦した。
来夏の全面改修を控え、現在の国立競技場では最後となる決勝に進出した両チームは、ともに2度目の大会制覇を目指す。
序盤は、浦和が高い位置からプレスをかけ積極的にいくと、7分に右からのアーリークロスを興梠慎三が頭で合わせ、ファーストシュートを放つ。一方の柏も組織的な守備で、決定機は作らせず、チャンスをうかがう。競り合いが多く、拮抗した状態が続き、大きなチャンスがない中、前半アディショナルタイムに試合が動く。柏の藤田優人が右サイドから低く速いアーリークロスをゴール前へ送ると、ファーサイドへ走り込んだ工藤壮人が頭で合わせ、ゴール右へ流し込み、先制点を獲得する。
先行を許した浦和は後半に入り52分、右からのCKを那須大亮がニアサイドで合わせたが、ゴール右へ外れた。59分には鈴木啓太からの縦への長いスルーパスを柏木陽介がペナルティエリア内で受け、シュートするが、柏GK菅野孝憲の手にボールは収まった。
押し込む浦和は、70分に左サイドで原口元気がドリブルで仕掛け、エリア内で中央にラストパス。阿部勇樹が飛び込んだが、右足のシュートは枠の上へ外れた。柏も73分にカウンターからクレオのヒールパスにレアンドロ・ドミンゲスが抜け出し、工藤へラストパス。しかし工藤のシュートは戻った那須が体を投げ出して防いだ。
その後も浦和が押し込み、柏がカウンターを狙う形が続く。すると迎えた90分、浦和はエリア内で原口がボールを受けて潰れ、柏DFがクリアしたボールが柏木に当たり、興梠の足下へ。興梠はGKとの1対1を制して、ネットを揺らしたがオフサイドのため、ノーゴールとなった。柏はそのまま逃げ切り、1-0で勝利した。
見事優勝を果たした柏は1999年以来、14年ぶり2度目の大会制覇。2011年にJ1、2012年に天皇杯を制しており、3年連続で国内主要タイトルの獲得となった。
※引用しました。
中日の井端弘和内野手(38)が来季の年俸を、減額制限の40%をはるかに超える80%以上の大幅ダウン提示を受けていたことが1日、分かった。ナゴヤ球場での秋季キャンプ初日となったこの日は落合GM、谷繁兼任監督以下、コーチ、選手全員が集合する予定だったが、1人だけ不参加。最悪の場合、このまま退団する可能性も出てきた。
球団関係者によると、数日前に行われた下交渉で今季年俸1億9000万円から超大幅減となる3000万円前後の提示を受けたもよう。事実上の「戦力外」ともいえる評価に態度を硬化させたとみられ、それまでリハビリを行っていたナゴヤ球場にも3日連続で姿を見せていなかった。コーチの一人も「なぜ来ていないのか誰も聞いていない」と困惑した様子で話した。
侍ジャパンのメンバーに選出された3月のWBCでは18打数10安打、打率・556で同大会のベストナインにも選ばれたが、シーズンに入ると不振が続き、出場100試合で打率・236、1本塁打、18打点に終わった。
10月に入って4日に右足関節の骨棘(こっきょく)除去と関節内遊離体除去手術、12日にも右肘関節形成術および尺骨神経移行術と短期間で2度の手術を受けた。キャッチボール再開まで2、3カ月必要で、来春キャンプに間に合うかどうかも微妙だが、19日には患部をギプス固定したままナゴヤ球場でリハビリを開始していた。
ただ、チームは今季リーグ4位に終わったことで、来季は世代交代を図る方針。さらに高額年俸のベテランを多く抱え、経営が圧迫されてきた球団側は、編成部門のトップとして2年契約で落合GMを登用。契約更改交渉にも同席を求め、大胆な年俸見直しを託している。同GMはこの日無言だったが、今後も両者の歩み寄りがなければ、自由契約やトレード要員となる可能性も浮上。長年、攻守の要としてチームを支えてきた名手の去就が風雲急を告げてきた。
※引用しました。
プロデュースするスタジオの閉鎖を発表した「カーヴィーダンス」で知られるボディーメークトレーナー・樫木裕実さん(50)について、樫木さんが以前在籍していたジムのオーナーでタレントのヒロミ(48)が1日、ブログでコメントした。
ヒロミは、タレント神田うの(38)が31日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」に生出演し、樫木さんがダンス関連書籍の印税を一切もらっていないと発言したことに言及。給料はもちろん、印税分を考慮した「かなりの金額」の特別ボーナスを支払ったと説明。また、退社時にCMや出版物など権利のすべてを樫木さんの個人事務所に変更するなど「誠心誠意できる限りのこと」をしたとつづっている。
うのは番組での発言を樫木さんから事実と異なると指摘され、1日にブログで謝罪。ヒロミにも謝りの電話を入れたことを明かしていた。
※引用しました。
そのレベルの高さは、海外の有力選手たちが「代表争いが世界一大変。僕は日本人じゃなくてよかった」と口をそろえるほど。3枠をめぐる日本フィギュアスケート男子のソチ五輪代表争いがヒートアップしている。
10月18日に開幕したグランプリ(GP)シリーズ第1戦・スケートアメリカで圧巻の演技を見せ、一躍、有力候補に躍り出たのは23歳の新星、町田樹(たつき)。
初日のショートプログラム(SP)で1位に立つと、翌日のフリーでふたつの4回転トーループを決め、174.20点。合計で世界歴代5位となる265.38点をマークして優勝を果たした。
昨季の中国杯でGPシリーズ初優勝した町田は当時、「4回転が簡単なジャンプと位置づけられるようになった。これからは技術と表現力をひとつのパッケージにした演技ができそう」と自信を見せていたものの、その後は調子を落としてGPファイナルで最下位の6位、全日本選手権でも9位に沈み、世界選手権代表を逃した。
しかし、五輪シーズンの今季は、滑りの基本から取り組み直し、一気に進化を遂げたのだ。
スケートアメリカには、2010年バンクーバー五輪銅、昨年のGPファイナル優勝の高橋大輔(27歳)、11年世界選手権銀の小塚崇彦(たかひこ/24歳)というふたりの実力者も出場した。
だが、高橋は4回転トーループの転倒などジャンプの不発でSP5位発進すると、フリーも不安定な演技で合計4位に上げるのが精いっぱい。また、小塚も本人にとっては簡単なはずの3回転ルッツで失敗するなどジャンプの凡ミスでSP4位、フリーでもジャンプのミスをして合計6位と、GPファイナル進出に黄信号が灯った。
フィギュア男子のソチ五輪代表は3枠。これまでの実績を見れば、昨年の全日本選手権優勝、世界選手権4位の羽生結弦(はにゅう・ゆづる/18歳)と、昨年のGPファイナル優勝の高橋が一歩リード。残る3つ目のイスを町田と小塚、さらに10年バンクーバー五輪代表の織田信成(26歳)、昨季フランス杯でGPシリーズを制した無良崇人(むら・たかひと/22歳)の4人で争うとみられていた。
原稿の締め切り時点で、羽生、織田、無良が出場したGPシリーズ第2戦・スケートカナダ(10月25~27日)の結果は不明だが、いずれにしても町田の台頭により、その争いの図式が大きく変わりそうな雰囲気が出てきたのだ。
ソチ五輪代表の決定方法は、まず全日本選手権(12月21~24日・埼玉)の優勝者がひとり目に決定。ふたり目は全日本選手権2、3位の選手と、GPファイナル(12月5~8日・福岡)の最上位メダリストの中から選考。3人目は、ふたり目の選考から漏れた選手と、世界ランキング日本人上位3人と、国際大会の最高得点日本人上位3人の中から決めることになっている。つまり、GPファイナル進出や高得点獲得も代表選考の重要な要素になっているのだ。
その選考の第一関門ともいえるGPファイナル進出について。町田は次に出場予定のGPシリーズ最終戦・ロシア杯(11月22~24日)でも3位以内はおそらく堅く、進出の可能性は大きい。
一方、スケートアメリカで表彰台を逃した?橋は、11月8日からのGPシリーズ第4戦・NHK杯(東京)での優勝が条件。しかし、同大会には9月の国際大会で自己最高の263.98点を叩き出すなど好調の織田と、昨季の世界選手権でSP11位と出遅れながらも、フリーで5位、合計8位まで巻き返した無良のほか有力外国人選手も出場予定で、激しい競り合いが予想される。スケートアメリカ6位の小塚はさらに厳しい。次戦は相手が手薄なGPシリーズ第3戦・中国杯(11月1~3日)だが、優勝しても得点的にファイナル進出は難しいだろう。
もっとも、最終的な戦いの場は全日本選手権だ。そこで優勝すれば代表に一発決定。2位、3位でも選考レースには残れる。どの選手も照準を合わせてくるはずだ。
これまでの状況を踏まえて言うならば、昨季SPで歴代最高得点を連発し、フリーでも2種類の4回転ジャンプを持つ羽生、スケートアメリカ優勝で芸術要素点の評価も高くなった町田が有利か。また、?橋も芸術要素点では確実に高得点を取れるので、ジャンプの調子さえ戻ればチャンスは十分。
小塚、織田、無良の3人は4回転ジャンプを確実に跳び、各要素でどれだけ加点をもらえるかがカギを握るだろう。
いずれにしても、ミスひとつで順位も大きく変動する熾烈な戦いになることは間違いない。
※引用しました。