JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

真夜中の怪

2009-12-25 14:13:43 | 阿仁スキー場
それは深夜、丑三つ時に始まった。
ドン、ズシン。ドドン、ズシン。
起きて騒ぎ出す者もなく、真夜中に暴れだした亡霊が足音を踏み鳴らしながら歩き回り、いつしか去っていくだろうその時をじっと待っていた。
半時ほど続いたろうか、ドドドドドザーー。
亡霊は起きてこない獲物に業を煮やし、けたたましい一撃を残して去って行った。

雪国では屋根に1メートルもの雪が積もる。
その雪がわずかに動いただけでも大きな衝撃になるのである。
雪崩の予兆で、雪国の人は誰もが知っている音である。

阿仁スキー場は今年も営業している。
昨日は天皇誕生日、私の知るところでは一番の賑わいとなった。
新雪は余すところなく踏み潰され、明日の楽しみは今夜の雪次第。

一夜明け、山頂付近は20センチの積雪。
十分とは言えないが昨日の荒れを何とか覆い隠してくれている。
冬の間、雪の降らない日はおそらく無いだろう。
新雪派にはつぶれてほしくないスキー場である。

さて、宿の話。フッシュ。
昔、伊勢海運で働いていたという。
クエート駐在だった頃に買い集めたという置物であふれている。

はて、私のワインの話。
私がワインはおいしい飲み物であると知ったのは、米のイラク侵攻の時である。
フランスが進攻に反対したため、米でフランスワインのボイコットが始まった。
行き場の無くなったワインが日本にやってきたのである。
なで肩のボトルだったろうか、瓶に詰めて半年が賞味期限である。
やや酸味の残った新鮮なワインだった。
今日のワインは肩の丸いボトル。井筒ワイン。
フランスワインから酸味を除いたスムースな味わい。
これほど美味しいワインが日本にあったとは、本当に驚きである。

締めて、二泊二日間の費用は21500円。
いつも新雪、安い、美味しいワイン。足りないのは、
交通の便。

ついでに。
ワインのボトルには二種類ある。
なだらかな肩をした瓶は早く飲むタイプで、
丸い方は保存して美味しくなるように作られたワイン用と聞いていた。
最近テレビで産地により異なると言っていたが、
産地だとしたら二種類では済まないように思うが。
今回飲んだやつは、2006年収穫、その年の秋に瓶詰されたものだ。
ボイコットされたやつは半年後の春には味が変わりまずくなってしまった。
ワイン選びの基本かもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 会社は新型で充満 | トップ | b4 »
最新の画像もっと見る

阿仁スキー場」カテゴリの最新記事