昔は良かった

私が子供の頃の光景です。
ワンコも恋愛自由でした。子犬も良く生まれました。
ですから、徒党を組む野犬もいました。
それで、放し飼いは止めようと条例ができました。
誰もが納得する条例でした。
檻に入れられた犬もいました。
鎖に繋がれ、半径２メートルの自由が与えられました。
犬が凶暴になったのはこの後です。

既に半世紀、大型犬でも、ほとんど家の中で家族同様に暮らしています。
ですから、私が見えなくなると泣きじゃくります。
近所では「かわいい」と人気者です。

ケージに入れなくても公共交通機関を使える国があるそうです。
日本もそうなってほしい。何処にも行けない。
法を運用する側では、ノンリードと放し飼いは別のものと定義しています。
動物愛護と管理に関する条例では、人に危害を加えないように管理しろと謳っています。
人に危害を加えるような子にならないように十分に運動をさせています。
ドイツでは一日に２時間以上の運動をさせなかった場合は虐待とみなされるそうです。
日本は狭いですから、人のいない所を見つけるのは大変です。

日本の犬にも愛護を。

山に連れていくと、「熊をよぶ」と言う人がいました。
ちょっと違うな。
犬は遥か先にいる熊にも気がつきます。
熊避けの鈴より確実に熊避けになります。
鈴を付けていても、襲う意志があれば待ち伏せて襲ってきます。
出くわしたのではありません。
道を歩いていたら、獣の匂いがしたことがあります。
数メートルの所に居たに違いありません。
人間の鼻の感度はこんなものです。
熊のテリトリーに近づくと唸り声で警告してきます。
とても低い音ですから、人間には聞こえないことが多いと思います。
犬は直ちに引き返します。
耳の感度もこんなものです。
犬が居たから分かったことです。去年は２度接近しています。