一ケ月ほど前、近くで畑をしている四軒が、誰が呼ぶともなくあぜ道に集まって寄り合い(会議)が始まった。
A「ナスをボコボコにやられてしもうた!」
B「うちはナンキンや!」
C「うちはトマトをやられた!」
私「うちはジャガイモと里芋の茎をかじられたがな!」
イノシシやタヌキの被害はこれまでにもあったが、食害の様子からそうではないようだ。
A「調べてみたらヌートリアという奴っちゃ!」
B「なんや? そのヌードのリカちゃんというのは?」
A「あんだら! そんな色っぽい女あったらなんぼでも来てほしいわい。ヌートリアという外国からやって来た・・・」
B「なんや外国人の女かいな?」
A「ちゃうがな、人間やあるかい! タヌキくらいの大きさのカピパラみたいな顔したカワウソみたいに手に水かきのあるネズミやがな!」
B「想像するのに時間のかかるたとえを並べんな!」
C「スマホで検索したらこんな奴や」
こういう時はウィキペディアが役に立つ。以下は抜粋(写真も)。
ヌートリア=ネズミ目(齧歯目)の頭胴長40-60cm、尾長30-45cm、体重5-9kgの大型の哺乳類。別名は沼狸(ぬまたぬき)。南アメリカ原産。水辺に雌雄のペアまたは雌を中心とする小さな群れをつくって生活する。
食性は雑食性で、水生植物の葉や地下茎、淡水産の巻貝を主に食べているが、農作物を食害することもある。夜行性。明け方と夕方に活発な採餌のための徘徊行動が見られ、日中は巣穴で休息していることが多い。雌は定住的で、雄に比べて行動範囲は狭い。若い個体は、新しい縄張りを求めて移出する。
季節を問わず繁殖する周年繁殖だが、出産は春と秋が多い。妊娠期間は123〜150日で、1産で2〜11匹、平均5匹の子を産む。出産時の子の体重は225gくらい。十分に発達してから生まれるため、丸1日後には泳げるようになり、3日後くらいには早くも成体と同じ餌を摂り始める。その後、約半年で性成熟する。寿命は10年程度。
というわけで、AさんとBさんは公的補助が出るというので電柵を設置。
私とCさんはしばらく静観。
すると・・・一週間後・・・我が家のナスをボコボコにやられた!
そこでソーラーで動き、センサーで動物を察知するとピキピキピキ、ウイーンと音を出してピカピカと光を放つ秘密兵器をアマザンで購入。
大和川の支流の石川に住むヌートリアもアマゾンにはかなわないのか、今のところ被害はない。
ヌートリアは、太平洋戦争中に、毛皮を利用して防寒軍服を作るために養殖されたものが広がったという。実は切ない動物なのだ。
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
ミミズだって オケラだって アメンボだって
みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ
(やなせたかし作詞・いずみたく作曲)
歌でも歌って仲良く付き合おう♪
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