河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

茶話161 / 終う

2024年12月24日 | よもやま話

昼でも一桁の温度、明け方には0度近くなる季節になってきた。
耐えかねて湯たんぽを出した。
寝る30分前に布団の中に入れる。
寝る段になって布団にもぐり込み、まず、湯たんぽを抱いて、膝を立てて空間をつくり、布団全体に温かさがいきわたるようにする。
5分もすると暖かくなるので、湯たんぽを足の方に移動して冷えた足を温める。
その後は、湯たんぽを抱きかかえて寝る。

湯婆(タンポォ)」という。
「婆」は〈妻〉を指し、お湯の妻の意味になる。
なんとも懐かしい暖かさだが、当の湯婆は午前3時ころには冷たくなり、現実に引き戻される。
最期はやはり、自分の体温だけが頼りなのだと勘念して耐えて寝る。

 ――○○様におかれましてはお健やかに新年を迎えられていると存じます。
 さて、私も高齢になり文字を書くのが億劫になってきました。
 つきましては、毎年の年賀状も今年限りで失礼させていただきます。
 なお、私の日々の様子につきましては「gooブログ」をご覧ください――

郵便料金が値上がりしてハガキが85円になった。
こう何もかもが値上がりしたのでは生活に耐えかねない。
そこで、来年からは「年賀状終い」することにした。
      ★
寒さにも、生活にも、そして、自分の体にも耐えることが増えてきた。
それでも、自分の身体終いまでは、まだしたくない。
あちらの医者、こちらの医者めぐりして、年末年始の薬だけは確保しておかないといけない。
今年ももうすぐお終い。
なにかと慌ただしい年の瀬である。


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