草抜きに明け暮れて、ふと気がつくと、もう八月。
そうだ、そろそろ食べごろでは?
畑の隅っこに植えてあるので、普段はあまり気がつかないでいるブルーベリー(藍苺)。
おお、なかなかエエんじゃない!
河内のオッサンがへんな東京弁を使うほど、たわわに実をつけている。
ブルーベリーは自家受粉しにくいので、多品種と一緒に二本植えなければならないが、こ奴はハイブッシュ系で一本でもなんとか自家受粉してくれる。
視力の回復に効くルテインとかやらを多く含んでいるというので五年ほど前に植えた。
それがようやく一人前に成長したのだろうと、我が子を見つめるような優しい目で見る。
さあ、どれから食らってやろう!
イヒヒヒヒッ。
優しい目が一転して鬼の目になる。
ところが、老眼のオッサンの目にはよく見えない。
このブルーベリーは収穫時期が難しい。
お尻の部分も、茎の付け根の首元の部分もブルーになっていないと完熟していない。
酸味がきつく甘くない。
よく見えないのならば、手の触覚に頼るしかない。
女性の肌に触れるように優しく実に触れる。
柔らかくてポロッと落ちるようならば完熟。
イヒヒヒヒッ。
手先がエロイ、オッサンになる。
イヒヒヒヒッ・・・堅い!
イヒヒヒヒッ・・・酸っぱい!
うーん?!
熟れるまで、もうしばらく待ってやるか。
・・・イヒヒヒヒッ!
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