春の彼岸です――暑さ寒さも彼岸まで
と、まずはお決まりの文句から・・・。
あつささむさも(7) ひがんまで(5)
七五調の音韻は日本人にとって心地よい響きがあります。
◆越天楽今様(6年生)七五調
はるのやよいの(7)あけぼのに(5)
よものやまべを(7)みわたせば(5)
はなざかりかも(7)しらくもの(5)
かからぬみねこそ(8)なかりけれ(5)
◆春の小川(3年生)七調
はるのおがわは(7)さらさらいくよ(7)
きしのすみれや(7)れんげのはなに(7)
すがたやさしく(7)いろうつくしく(7)
さけよさけよと(7)ささやきながら(7)
◆春がきた(2年生)五調
はるがきた(5)はるがきた(5)
どこにきた(5)やまにきた(5)
さとにきた(5)のにもきた(5)
と思っていたら、こんなのがありました。
◆ひらいたひらいた(1年生)乱調
ひらいた(4)ひらいた(4)
なんのはなが(6)ひらいた(4)
れんげのはなが(7)ひらいた(4)
歌ってみると七五調になります。
ひーらいた(5)ひーらいた(5)
なーんのはなが(7)ひーらいた(5)
れんげのはーなが(8)ひーらいた(5)
???最後に(8)が入っている。実は読むときに間をとると――△は休止符
ひーらいた△△△(8)ひーらいた△△△(8)
なーんのはなが△(8)ひーらいた△△△(8)
れんげのはーなが(8)ひーらいた△△△(8)
七五調は「八八調」なのです。
文章を読むとき、休止符(間)を意識して「八」にすると調べがよくなります。
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