やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20200927きのこ

2020-09-30 22:35:24 | 日記
連休明けに雨が降った。
そのまま気温が急降下した。
こうなると胸騒ぎが止まらなくなる。
まだ今年は早いかもしれないと思いつつも
実際に見て確かめないと気が済まないのだ。
色々と思案する。
多分まだ早いはず、ならば多少標高のある場所ならどうだろう?
そう思い、2年ぶりの代を見に行くことにした。
そこが調子よければ帰りがけにいつもの場所をみて、それからあそこをみて・・・
そんなことを考えながら土曜の夜を過ごした。

朝5時出発。
現場着6時10分。
いそいそと着替えて斜面に取りついたのが6時20分だった。
北向きの急斜面を200M程標高を上げる。
道がガレていた。 昨年の台風で沢が崩れたようだ。
途中何度も息が切れて休んだ。
鈴を忘れたので独り言を呟きながら登る。
鹿が3匹斜面をトラバース気味に走りぬけていく。
なんちゅう勢いで走るのだろう。
人では絶対無理な速度で移動していた。
40分かけて尾根まで登った。
ちょっと眩暈がするがもう気になって仕方がない。
尾根の開けたコナラ林を歩く。
ポツポツキノコがある。
しかしほとんどがイグチやルスラだった。
ぐるりとポイントを見て回ったが結局めぼしいキノコは見つからなかった。
なんてこったい!
最初の尾根到達地点に戻る。
その時、ふと何気なく振り返ると・・・


シャカシメジ

うほ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
センボンでてたーーーーーーーーーーーーーーーー
全然気づかなかった。
いったいどこ見て歩いていたんだろうね。
大小合わせて4株あった。
大きい1株だけ山の神様に感謝して収穫した。

過去にイッポンがそこそこ発生した場所に移動。
あるのはナカグロモリノカサっぽいハラタケ属ばかりが目立った。
しかし、くぼみのある落ち葉の積もった湿気のある所をよく見ると



フジイロタケsp(正確には正体不明のコルチナ属)

これを探していた。
里山でこれが出る場所があるが、多分まだ出ていないと思う。
きのこうどんに欠かせない一品なのだ(俺的見解)
まだ出始めらしく老菌が全く見当たらない。
ポツポツあるので山の神様に感謝して収穫していく。
1回食べる分は確保出来た。

イッポンはないかな~とウロウロしていたら何か白いものがゾロゾロと
出ているのが見えた。




シロゲカヤタケ(シロケシメジモドキ)
なんじゃこりゃすげ~~~~な
こんな大量なの初めてみたわ!
このきのこは癖がなく、微妙にさわやかな風味があり味は良い。
しかし今日はパス。
基本何も取れなかったときしか収穫しないかな。
理由は・・・そのうち


このまま尾根を登り、マイタケ、コウタケ、サクラ、クリフウセン、バカマツタケが
出る代を見て回る。
これらがほぼ同一の場所に出るのだ。 まさしくキノコワンダーランドだぜ!
鈴がないのでエッホエッホを大声をかけて代を目指す。
たまに変な動物の鳴き声が聞こえるが余り気にしない。
で、コウタケが沢山出る場所に着いたら・・・







とんでもない大発生を見た。
センボンがそこかしこに発生していた。
びっくりした。 ここまでの発生は見たことがなかった。
大小合わせて20株以上あり途中で数えるのをやめたほどだ。
多すぎて踏んづけた株もあったほどだ。
しかし惜しいかなほとんど幼菌だった。
山の神様に大感謝し、大き目の4株ほど頂戴させてもらう。
タマゴタケは残してきた。
その後ちょい上の場所でも2株出ていたので1株頂き、あとはめぼしいきのこは
見つからなかったので引き返した。
途中尾根の反対面を覗いたら・・・



ウスヒラタケ

結構開ききっていたけどそんなにひどくないので収穫。
水を吸ってかなり重かった。
結構虫が入っているんだよな。

そのほかここで見たキノコ


テングタケ


チシオタケ



ヌナワタケ



ムレオオイチョウタケ(多分)
オオイチョウタケ(多分)



こんな感じで車に戻ったのが11時。
軽くおにぎりを食べていつもの場所に移動。
一応雨後の様子見ってことで。

新たな発生がわずかに確認出来た。

サクラシメジ


チチタケ



コウボウフデ

コウボウフデを初めて見た。
ここに出ていたのか、全然分からなかった。
クリフウセンが出る代の脇じゃねーか。
10年通ってようやく発見かい。
間抜けな話だな。
まあ写真撮れたしよかったよかった。

そんなわけで帰ってきてうどんの準備を始めたのだった。