やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20201011休息

2020-10-11 21:09:51 | 考察
今日も出張るつもりだったがやめた。
なぜなら大量の舞茸を処理しなくてはならないからだ。
よく「キノコを洗ってはだめ」などということを目にするが
雨後の舞茸なんざ布で拭き取れるような生易しい汚れではない。
今回もだが大きく育った舞茸は、その懐に色々な生物を内包している。
よく出てくるのがムカデ。
今回は、オサムシが2匹雨宿りしていた。
洗わなければそりゃ味は落ちないだろうが、触感ジャリジャリの方が
ダメージでか過ぎてとても食えたもんじゃない。
どうせ一口大に割いて調理するのだから、割きながら1つ1つ丁寧に水洗いするのだ。
これがどえらい労力を要求するのだ。
9月に採取した舞茸はほとんど汚れていなかったのでさらっと洗えたが
今回計8株の処理は熾烈を極めた。
ちなみに出ていた木ごと、採れた順に番号を付ける。
①1番最初に採れた小さい株
②2番目に採れた北斜面成菌株
③3番目に採れた第2北斜面株
④4番めに採れた別山北斜面2株
⑤5番目に採れた尾根上株
⑥6番目に採れた尾根上2株
このうち③と⑤がとにかく汚れていた。
⑤は木の根元ではなく地面から出ていたので雨の影響が大きかったようだ。
こう見ると俗にいう西向き斜面ではない日当たりの悪い場所での発生が
多かったようだ。
②③④は日の当たりにくい場所、特に④は日中ほとんど日が当たらない斜面なんだがなぁ。
そんな環境なので下草や低木が全くない場所なのだ。 だからこそ驚いたのだが。
とにかく洗うのが大変だった。
2日かけて賞味6時間を費やした。
洗いながら味比べしてみた。
株ごとに洗い終わった後、一握り分を油で炒めて塩のみで確認。
微妙に変化があるが概ね似たり寄ったりであった。
炒めている間の匂いは①が一番強かった。
他は対して匂わなかった。
数年前に採った舞茸は炒めたら物凄い匂いを放出してびっくりしたけど
あれ以来、強い匂いの個体に巡り合っていない。
触感は其々違いがあった。
特に③と④が飛びぬけていた。
③は洗っているときに気づいたが、うまく割けないのだ。
ボキボキ折れる感じ。
食感もルスラ系のようなボソボソ感があった。
逆に④はめちゃくちゃ割けやすかった。
その癖食感もシャキシャキしていて大変美味しかった。
なんでだろ?
想像だが③は乾燥状態で大きく育った感がある。 柄の根元が固く茶色くなりかけていた。
④は水を十分に吸収して大きく育った感がある。
柄が長く伸び柔らかかった。
他にも何かしら影響があるのだろう。 種の個体差かもしれない。

そんなこんなで②の株は洗ってすぐに炊き込みにした。
株全て使って2合炊きだ。
あとはジップロックに詰めて冷蔵した。
中の袋に一杯詰め込んで5袋になった。
これから毎日舞茸ご飯になる。

サクラ、イッポン、クリフウセン、ハタケはシチューにした。
サクラが思いのほか大量だったのでジップロックに1つ保存して
後は全てぶっこんだ。 ついでに先週採れたセンボンを1袋分ぶっこんだ。
ナスを6本購入して、3本舞茸と一緒に炒めた。

キノコ尽くしの秋の夜は、虫の音と共にふけて行った。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿