やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20191019きのこ

2019-10-20 20:15:14 | 日記
早いもので今年もあと2月半を切ってしまった。
今年の山菜は割と遅くGWに出始める蕨が全く出ていなかったのが
印象的だった。
とは言うものの、ここ2年ほど発生が早かったので、今年が極端に
遅いというわけではない。
ここ8年程の記録を見るに、今年の山菜の発生は早いほうであることが
伺えた。
逆に曼殊沙華(彼岸花)は大幅に遅れた。
9月下旬に咲き出し10月初旬まで見られたのは最近の記憶にはない。
特に秩父より熊谷近郊で先に咲き始めていたのが興味深かった。
また、金木犀の香りが漂い始めたのも10月に入ってからだった。
これは今日未だに匂いが漂っている。
これらの変化はキノコにどのような影響を見せてくれるのか?
興味深くあるが、何やらきのこは気温より雨の影響に左右されやすいと
思っている。
が、しかし今年のサクラシメジの発生やウラベニホテイシメジの発生を
見るにもしかしたら水分の他に、菌根主の状態にも関係があるんじゃないか?
などと邪推してみたりする。
詳しくは気が向いたら記録しようかと思う。

今日は台風19号の影響で行ける場所が限られている。
なので出発を11時と極端に遅らせた。
前回人が入っていて見ていない斜面に取りつく。
昨夜の雨で微妙にヌカっていて登りづらい。
北斜面なので下草がほとんどなく濡れた落ち葉が行く手を阻む。
散々歩かれた後なのでめぼしいキノコはほとんど見当たらない。
いくつかのルスラ系とコルチナ類が見られた。
ルスラ系では赤いやつと黄橙のやつにウズハツらしき紫色に変色したやつら。
コルチナ系ははっきり言ってわかんねーーー。
傘は白、襞は淡い紫で余り柄は太くないタイプだった。
ゆっくり登りながらじっくり見を凝らすと、木の根元に何か出ていた。



ナラタケだ。広義のナラタケで細かいことは分からない。



多分この界隈で一般的な部類だと思う。
というのも、ここ数年時期が合わなくてナラタケの大きな収穫がないから
種類を覚えられないんじゃ。
余り覚える気もないけど・・
このナラタケにはヤスデが取り付いていた。
1本につき1匹。 ヤスデはたまにキノコを食べてるな。
場所にもよるが、でかいヤスデもいるんだよな。
見た目はダンゴ虫の胴体が異様に長いやつ。
あれキモイ。 でも嫌いではない。
とりあえずヤスデにはご退場願い収穫しておく。
こんなでも貴重なんだよ。 今期は出る場所まで行けないからね。

尾根まで上がり一通り確認する。
うん、静かだ。 思った以上に終了感が漂っている。
まず尾根を植林地帯まで上に上がり、その後来た尾根を戻る。
取り付いた場所から更に尾根を下がる。
そしたらこんなのが見つかった。



こりゃ多分ウスムラサキシメジだな。
写真じゃ分かりづらいが傘のクリーム色にほんの少しだけ淡い紫色が
確認できる。




匂いは、なんかいい匂いがした。
全然薬品臭なんかしない。軽快なきのこ臭だった。
びっくりして柄を割いてフガフガ嗅いでいたら匂いが分からなくなった。
流石に味見はしなかった。
俺はムラサキシメジが苦手なのだ。
ちなみに柄を割いたら、ムラサキシメジに良く取り付くあの茶色いやつが
入っていた。 俺はあれ好きじゃない。 きもいから。
でも絶対ダメなわけでもない。 見ると額に皺が寄る。
ウスムラサキシメジは毒使いされているので、とりあえず資料用に写真撮影だけして跨ぐ。
そのすぐ先にカラカサタケが出ていた。



これって今こんなに出てくるキノコじゃないと思うのだが・・・
こいつ天ぷらにすると意外と旨いんだよね。
まあ天ぷらにするのが面倒なのでスルーするけど。

このあと車道まで下りて脇道にハタケシメジを見つけ収穫。
ほとんど流れ寸前だった。
こりゃ代のハタケシメジももう終わりだろうな、行けないけど。

次に前回同じく入れなかった赤モミの代に入る。
いつもなら出ているヒメサクラシメジは見当たらない。
しばらくして本命発見。



2つほど見つけ幸先いいなと思ったが後が続かない。
小さな沢沿いでいくつか追加したが、どうも先週の雨で発生したようで
流れる寸前のものが多かった。
それでも10枚程度収穫出来たので神様に感謝して収穫した。
先週入った人が粗方抜いたのかもしれない。
メインの代には全く出ていなかった。

そのまま車まで戻り、最後の代に移動する。
ムレオオフウセンタケの代だ。
昨年大発生を見つけたので、今年もそろそろ出ているんじゃないかと
期待して代に入る。
うん、出てた。 昨年より少し早い感じだけど虫が入る前に見つけられて
良かった。





山の神様に感謝の祈りを捧げ、厳かに収穫させていただく。
今年は昨年より発生が少ないようだ。
小さいものは残して10本頂いた。

帰ってきて綺麗に洗い、虫だししてアカモミタケとムレオオフウセンタケで
炊き込みご飯に、余ったキノコ全部使ってクラムチャウダーを作った。
旨かった。 
特に炊き込みご飯は絶品に仕上がったのでレシピを記録しておく。

アカモミタケはとにかく多めに(大き目5本以上)、他臭みの少ないキノコを
多めの油で炒める。
水分が出るのでカツオだし少々、昆布だし少々入れ、出た水分の量が半分程度に
なるまで煮詰める。
酒を150mlとミリンを多め(大匙3程度)入れ、しょうゆと塩で味付け
アルコールが飛ぶまで煮詰める。
煮汁が若干濃い程度ならOK。
味が薄いなら適当に濃くする(出汁や塩で)
逆に濃いなら水を入れる。
米を2~3合研ぎ煮詰めた具材ごと米の入った釜に入れ炊く。

アカモミの一番おいしい食べ方と思う。
昨年採れなかったので2年ぶりに食べたが、クリタケ入っていなくても
めちゃくちゃ旨かったわ。

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