やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20201024きのこ

2020-10-25 19:46:02 | 日記
今日はブナ林にいってきた。
目的はクリタケとチャナメ、そしてムキタケだ。
みんな汁にすると美味しいキノコたちだ。
朝5時に出発し、7時30分に歩き始める。
入ってすぐの尾根に上がってみる。
ここは9月にイッポンが取れる場所だ。
じっくり見渡す。  バクサレ手前のイッポンがあった。
ボロボロなので写真なし。


クリタケだ。
昨年は取れなかったので大変うれしい。
ちょっと遅めだが収穫する。
これ以外めぼしいきのこが見つからないので尾根を移動。
一度下り次の尾根に移動の途中、ハタケシメジが出る代を確認する。





ハタケシメジ
今年も出ていた。
しかしかなり遅いようで、胞子バラマキ終了状態だった。
程度の良いものだけ収穫する。




ツチスギタケ改めツチスギタケモドキ
どうやらモドキが正しいらしい。
ハタケシメジと競合して発生する。
こちらの方が強いらしく、どんどんハタケシメジの代を侵食している。
あと5年持ちそうにない。
まあそれまでに朽木が終了しそうだが・・


一通り見た後次の尾根に取りつく。
尾根の一番下でとても良い状態のチャナメを見つけた。




チャナメツムタケ
めちゃくちゃ旨そうだ。
山の神様ありがとうございます。
携帯しているハサミで丁寧に収穫する。
雨上がりのため、傘のヌメリがすごい。
すぐに軍手がネチョネチョになってしまった。



尾根をゆっくり上がっていく。
途中で旨そうな謎のクリフウセン似のキノコを見つける。


謎のフウセンタケsp
この場所の真下で過去に同様のキノコを見つけている。
もちろん喰った。  旨かった。
有難く収穫する。

更に少し上がると何やら怪しいキノコが群生していた。



謎のキノコ(シモフリシメジ?)
未だシモフリシメジの正体が分からない。
ほとんど見たことがないからだ。
秩父では聞いたこともない。 
なので余り意識したことがないので、分からないのだ。
外観を良く見る。
ちょっと黄味が強いが、資料によく似ている写真がある。
襞が傘に離生している。  柄を割いてみる。 しっかり詰まっている。
傘を割いてみる。 簡単に崩れる。 資料通りだ。
匂いは、ほとんどないが若干粉臭がする。
イッポンのような軽快な粉臭ではない。 かといってニタリの嫌な
匂いでもない。 微妙だ。 俺は余り好きではない匂いだ。
次に齧ってみる。  全く無味だった。  
とりあえず収穫しておく。  もう一度調べて味見してみよう。

更に尾根を上がると別の尾根と合流する。
ここの立ち枯れに目が留まる。


ヌメリスギタケ
モドキかもしれない。 余り気にしない。
どちらも美味しいからだ。
状態が悪かったので見るだけにする。

尾根の反対にあるカラマツの脇に黄色いやつが出ていた。




キヌメリガサ
もう今年も終わりだなと、哀愁が漂った。

すぐ近くには白いキノコが見えた。



?シロナメツムタケ?
恐らくこれで合っているだろう。
特徴は資料と一致している。
撮影だけしておく。


ここはこんなものだろう。
尾根を下る。 下り終わって道に出る寸前の斜面になんかあった。


クリタケ
でっかいぞーー
うまそ~~~~
クリタケ自体はそれほどでもなく、人によっては芝臭いと言われる
こともあるが、その出汁は大変美味しいのだ。
沢山取って冷凍保存して春先までウドンの出汁に利用する。



更に次の尾根に向かいテクテク歩く。
日当たりの良い場所に何か出ていた。


ツチスギタケモドキ


シャカシメジ(嘘)

ここに埋もれ木があるんだな。
3つ目の尾根に取りつく前に立ち枯れブナとその周辺を確認する。


チャナメツムタケ
うん、今日はタイミングがいいようだ。
いくつか収穫し、立ち枯れを覗くとツキヨタケが所狭しと
ビッシリ張り付いてバクサレしていた。
めっちゃくっちゃ臭かった。
ツキヨタケ息が長いよな。 中には新鮮なものまであった。
ムキタケは無理かもしれないな。

そんなこんなで尾根に取りつく。
下の方でシモフリシメジ(仮)を見つけ収穫する。
斜面を交錯しながら進む。
いくつか小さいクリタケとキヌメリガサを拾い高度を上げていく。
遠めに大きな倒木が見えた。  ちょっくら行ってみる。
コケの生えた倒木にはツキヨタケがいくつか生えていた。
反対側に回り込んで良く確認する。





ムキタケ
よし! あった!!
手ごろなものは少なかったが、マメが沢山確認出来た。
有難く収穫する。
ついでにこれも2つだけ見つかった。


シロタモギタケ
ブナシメジかもしれない。
傘にうっすら大理石模様が見える。

その後チャナメをポツポツ拾いつつ尾根の上を目指す。

途中で立ち枯れから何か見えた。




サンゴハリタケモドキ
多分モドキだと思う。  これが3つ見つかる。
意外と美味しいので喜んで収穫したが、水を吸っていて重かった。

尾根上でおにぎりを頬張る。
風は冷たいが、日差しが出ると気持ち良い。
上を見上げれば緑、黄、赤、白と色づき始めた紅葉が目に優しい。
偶に遠くで鹿が鳴いている。
目に見える範囲に人工物は一切ない。
倒木に腰掛け、俺は熊除け鈴をひたすら振り続けた。

さて、動くかと荷物を背負いあげると



クリタケモドキ
ほんと、見えてなーよな。
一服していたすぐ脇に生えていた。
有難く収穫する。

そこからえっちらおっちらゆっくり尾根を下り道に出る。
クリタケの出る木を確認しつつ下山する。
途中で下山してきた若者と話をしながら歩く。

車に着いたら14時30分だった。
7時間山を彷徨っていたらしい。
2時間かけて自宅に戻る。

今日の収穫は多かった。
クリタケ
チャナメ
サンゴハリタケモドキ
シモフリシメジ(仮)
ハタケシメジその他
これの掃除で0時までかかった。
洗っている体勢で体が固まってめちゃくちゃ疲労した。
無理がきかなくなってきたんだなぁ。
珍しく即日筋肉痛になってしまった。






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