ルーマニアと聞いても、えぇ、それって何処の国、と言う反応が一般的でしょう、正直あまり知られていない国です。でも「ドラキュラ伯の国です」、と言えば「何処だかわからないけど、そーなんだ」、てな感じでしょうか。バルカン半島の南、ブルガリアとハンガリー、東は黒海に面してます。そして、あの”ニコラエ・チャウシェスク大統領”、1989年、12月25日、革命軍の手によって公開処刑され、ショッキングなニュース写真が世界中に配信されるました。現在はルーマニア共和国としてEUに加盟する、旧ソ連圏の東ヨーロッパの国です。
首都、ブカレストからドラキュラ伯の物語の”ブラン城”、と古都ブラショフを周るツァーで出てます。片道約140キロ(東京/静岡の距離とほぼ同じ)を一日で往復するので、かなり強行軍ですが、見どころのある良いツァーでした。
このブラン城、小高い丘の上にあるのですが、ヨーロッパにある他の城に比べるとかなり小いさく、内装も特に豪華でもなく、質素な伯爵の居城、こんな印象でした。ドラキュラ伯の物語が先行してるようです。それにしても、それはそれは沢山の観光客でにぎわってました。
ドラキュラ伯を演じるショウの俳優さんが中庭の歩いてました。
ブラン城からブラショフまでは約30キロの距離で、到着したのが午後3時近く、旧市街は歩いて回れる程の広さの町で、一周してやっと昼食です。ツァーの参加者は全部で7人、一人旅はフランス人、インド人と私。インド人と一緒に食事。彼はYouTuberで、インドではかなりの数のFollower数を持ってる。YouTubeのアドレスを交換して、お互いにFollowerになる。
12世紀ごろからドイツ系の人達が発展させた街で、いまだにに中世のの雰囲気を醸し出している古都です。スファトゥルイ広場を中心にゴシック様式の建物が、中世そのままの姿で残っている。
1989年の革命の時も、ここブラショフから抗議運動が始まり、全国に拡散していった。人口30万人弱であるが、ルーマニア第二の都市です。
午後6時近くにブラショフを出発、ブカレストに着いたのは9時近くでした。
忙しい行程でしたが、見聞を広める良いツァーでした。
5/29, 2021 弥右衛門
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