半夏生と紅花

　今日は小雨程度の雨はありましたが、１日中どんよりした梅雨空でした。

昨日２日は半夏生（はんげしょう）でした。

雑節の一つで、半夏（烏柄杓）という薬草が生えるころ（ハンゲショウ（カタシログサ）という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころとも）。



カラスビシャク


七十二候の一つ「半夏生」（はんげしょうず）から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年７月２日頃にあたる。

農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から５日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。
（Wikepedia)



　山形県でもこの日は田に入るな、梅など酸味の強いものを口にしてはいけないなどの俗説が

残っている地域もあるそうです。

「山形新聞」の「談話室」欄に、やはり山形で半夏生と聞いて想起するのは紅花の開花期だろうと記載されていました。

△春彼岸ごろに捲いた紅花は「半夏に一つ咲き」と半夏生ごろ開花。土用入り（20日）に咲き終えるよう栽培し、

咲いた花は６、７日目に摘み取るとされていた。つまり半夏生は紅花の季節到来を示していた。

農家や仲買人は大忙し。紅餅の輸送で羽州街道や最上川河港は大変なにぎわいだった。

△７月に県内入りした松尾芭蕉と曽良は尾花沢の紅花商人鈴木清風を訪ね、養泉寺に逗留した後、13日に山寺へ向かう。

途中で咲き誇る紅花を見て詠んだのが「眉掃きを俤（おもかげ）にして紅粉（べに）の花」だった。

半夏生と聞いて紅花を連想するのは山形県民だけではなかろうか。今の時期の季語と言える。



猫もダレダレの暑さですが、庭の紫陽花もようやく色づいてきました。


　　
ガクアジサイ

　
もらったときは青だったのに、赤紫に変色してしまった紫陽花です。



山椒の実



凌霄花 （のうぜんかずら）には蟻が群がっています。








コーラス　Chorus　
花色は輝くような濃朱紅色です。花房は多くありませんが、香りが良く、雨に強いバラです。花名は「合唱」という意味です。
FL　1977　フランス　パオリノ




ラブ　Love
花色は、花弁の表が赤色で、裏が白色の対比が美しい。蕾は短く先がとがっています。香りはない。
HT　1980　アメリカ　Warriner



　　　　
イブピアッヂェ　Yves Piaget'
花色はわずかにラベンダーがかったローズピンクです。シャクヤク形の花容になります。強いダマスクの香り。
別名：Queen Adelaide,Royal Brompton Rose
HT(Romantica)　1988　フランス　メイアン







　






アンジェラ　Angela
濃いピンクの八重盃状咲き。とても花つきの良い品種で株全体を花が覆います。四季咲き性があります。
CL　1988　ドイツ　Kordes