山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q練習49-vol.4(今井記)

2013-08-05 22:07:54 | 練習日誌
 本日の練習はブラームスのクラリネット五重奏、川上一道氏初見参。
 今更ここで長々とプロフィールを書くこともないでしょうが、昨年の日本音楽コンクールで優勝以来、日本全国を股にかけての活躍振り、今が伸び盛りのホープです。そんな彼が晩年のブラームスの名曲をどう作ってくるか??期待と不安に満ちた練習が始まりました。
 合わせてみて、、、、難しいけどやっぱり面白い!ブラームスはそれぞれのパートに独立した動きを持たせた中で、一つの大きな波を作るというようなことがあるので、とても神経が疲れるのですが、そこでお互いのしたいことを感じつつ音楽を積み上げていくという作業は、大変だけどやはり室内楽の醍醐味を余すところなく堪能できます。
 もっともその醍醐味を本日存分に味わえたかというと、、、白状すれば私は悪戦苦闘の連続でした。波に乗るのが苦手な私は「ああ、そうくるか!」という気付きが大概遅れ、気付いた時には船は彼方遠くに、、、という事態が多発。ブラームスはそれぞれのパートを本当によく理解していないと、この欠点があからさまになってしまう恐ろしい曲なのです。
 しかし逆に言えば、これが上手く出来たら、私の弱点もかなり補強できたということになるはず。しかもクラリネットという「息の楽器」が入るというのは大きなメリットです。オケではこんな距離で管楽器とご一緒できませんので、川上氏の息をおおいに盗んでいきたいと思います。
 ブラームスを一通り合わせた後は、明日の北部公民館でのプログラムから部分的に確認しておきます。そう、世間は夏休みまっ只中。夏の思い出の一コマに、一服の清涼剤のような音楽、、、良いでしょう?沢山のご来場、お待ちしています!どうか明日は晴れますように☆
コメント
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