豊かな起伏、聴いてわかりやすい変化、音楽のより大きな振れ幅・・・簡単に要約してしまうとこういうことになるかと思います。しかし、実際に豊富な経験を積んだ先輩の言葉は、説得力が違うものです。指揮者などにありがちの「だったらお前やってみろ!」と言いたくなるような、現場を知らないがゆえの無茶な要求がない。本当に貴重な経験を分け与えてもらうことができたような気がします。
ということで今日の山形Qは、平尾先生のレッスンを受けることができました。曲目はベートーヴェンの「第13番」。教材としてはこれ以上無いほどのボリュームです。六つの楽章は、どこをとっても「最難所」。最上川船下りにたとえれば、どこで船が大破してもおかしくないような急流ばかりです。
しかしそこは百戦錬磨の名船長が見守ってくれていますから、破綻上等でぶつかってゆきます。ところが、出てくる指導は「もっとハッキリと」「もっと極端に」というものがほとんどでした。そしてその後の集合の仕方などは、「さすが」と思えるような示唆に富んでいて、勉強になります。
今まで数回、このようにレッスンをつけて頂いてきましたが、言われることが少しずつ変わってきているのは、山形Qがそれなりに成長してきている証拠でもあり、嬉しく思います。と同時に、行っても行ってもゴールの遠さをさらに感じるのは、クァルテットというものの奥深さでしょう。
今後の演奏会に活かしていきたいと思います。
ということで今日の山形Qは、平尾先生のレッスンを受けることができました。曲目はベートーヴェンの「第13番」。教材としてはこれ以上無いほどのボリュームです。六つの楽章は、どこをとっても「最難所」。最上川船下りにたとえれば、どこで船が大破してもおかしくないような急流ばかりです。
しかしそこは百戦錬磨の名船長が見守ってくれていますから、破綻上等でぶつかってゆきます。ところが、出てくる指導は「もっとハッキリと」「もっと極端に」というものがほとんどでした。そしてその後の集合の仕方などは、「さすが」と思えるような示唆に富んでいて、勉強になります。
今まで数回、このようにレッスンをつけて頂いてきましたが、言われることが少しずつ変わってきているのは、山形Qがそれなりに成長してきている証拠でもあり、嬉しく思います。と同時に、行っても行ってもゴールの遠さをさらに感じるのは、クァルテットというものの奥深さでしょう。
今後の演奏会に活かしていきたいと思います。