山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q練習日誌 71-vol.5(中島記)

2019-04-05 21:07:34 | 練習日誌
 いよいよ本番まで一週間。山響がしばらく「春休み」なので、期間は短いものの、じっくりと練習できるのでありがたい。


 今回は曲目のことを書いてこなかったので少々。

 最初に演奏するモーツァルトの「アダージョとフーガ」について。

 チラシにも「偽作?」と書かれているので、どういうことなのかと思われる向きもあるでしょう。しかしこれは、れっきとしたバッハの作品です!

 今回演奏する「第2番」はバッハの「平均律」のフーガに前奏曲をつけたもので、「第5番」は前奏曲もフーガもバッハのオルガンソナタです。本当に素晴らしい。


 それを弦楽三重奏として書き起こしたのがモーツァルトではないかと言われているのです。…ただ証拠がない。

 しかし世の中には「状況証拠」というものがあります。誰がつけたかわからない「前奏曲」が、しかしこれだけの完成度であるということです。この時代にこれほどのものを書けた人が他に見当たらない。きっとモーツァルトの「しわざ」に違いないと。


 ということで、素晴らしい名曲です。ぜひ聴きに来ていただきたいと思います。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま30箇所及び山形市内公民館

 
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