山登りの原点:男体山
日光・男体山
初めて奥日光を訪れたのは‘95年12月。写真学生を引き連れての合宿でした。
その時の樹氷のあまりの美しさに惚れ込んで、以来10余年四季を通じて合宿で、撮影会で、個人でと、奥日光のあらゆる場所を撮影して来ました。
そして昨年春、「もう撮る所が無い。どうしましょ。」という事で「奥日光のシンボルである男体山のテッペンから撮影して、個人的な奥日光は卒業しよう。」と決めました。
さてそれからです、テッペンから撮影といっても相手は2486mの日光の雄。
田舎の裏山(愛宕山130m)に登るのとは訳が違う。
それでも半年間トレーニングを続けて、ようやく10月16日頂上に立ちました。
喘ぎながら頂上に立った時の感動、真っ青な空に体が溶け込んでいきそうな感覚。この感覚は今まで経験した事の無い快感でした。
頂上に突き立つ大剣
それともう一つ。
頂上から見渡すと、今まで見えなかった景色が見えて来た事です。
撮り尽くしたと思ったのは水平面の事だけで、垂直方向に移動すると景色がどんどん変化する事に気が付きました。
(当たり前の事だけど)
男体山一つでこうだから、あの山に登ればどう見えるだろう?
向こうの山からこちらを見ればどうだろう?と、次々にイメージが湧いて来ました。
一回限りの登山だった筈なのに、厄介な事に気付いてしまったと思うのですが、
「あの快感が味わえるなら、う~ん。やるかぁ。」という訳であちこち登ってる次第です。
奥日光を本当に撮り尽くすには、まだまだ時間がかかりそうです。
シンドイ事です。
中禅寺湖 東京方面 戦場ヶ原
(半年間の涙ぐましいトレーニングの話があります。いずれ披露します。)
よろしかったらポチッとどうぞ
にほんブログ村