Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

つばめ ツバメ

2013年05月20日 | 日記
つばめ ツバメ



アンデルセンの「親指姫」に出てくるつばめや、オスカーワイルドの「幸せな皇子」に出てくるつばめといい、主人に貢献する立場として懸命に働くつばめ。
古来、日本でも益鳥として軒下に巣を作ることを容認し、喜びとし、商売繁盛をもたらす鳥として営巣を歓迎する習慣が引継がれている。故につばめはよく知られている幸運の鳥であるコウノトリと双璧をなす幸運を運ぶ鳥として名高い。

 動画サイトに投稿されているツバメの巣作りの動画のなんと多いことか。全国つばめ観察ネットワークなるものも組織されている。
 
しかし、当地、枚方市ではツバメの飛来が大きく減少していると感じているのは私だけではあるまい。毎年営巣される商店街の軒下に今年はツバメが飛来していない。去年の巣は空き家のままだ。

動画は牧野駅前のA新聞の配達所の軒に作られている巣である。毎年、同じ巣を補修して使用しているようである。電車が何度も通過するがびくともしていない。



『越冬を終え来し 初夏のツバメらの 苗田は遠く 雛は待ちわび』(柳子)