Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

パブリカ

2015年05月10日 | 日記
パブリカ



所要があって、トヨタカローラ新大阪㈱本社をお尋ねした。
アポを取っていた時間より少しばかり早く到着してしまったが、ショールームの女性職員の誠にもってホットな対応もあり冷たいお茶を頂くことに。

そのショールームの片隅に懐かしい「パブリカ」の1回目のモデルチェンジ車UP20が展示してあることに気が付いた。

私の仕事の関係で最初に覚えた車台番号、原動機番号を持ったクルマである。とても懐かしく旧友に再会した気分となった。

 今でもすぐ走りだしそうな傷一つない、新車と錯覚するようなクルマ、さぞかしオーナーは丁寧に乗られていたのだと思う。

車台番号はUP20で始まる。
ツードアの4人乗りであった。当時の燃費は約10〜12㎞/ℓぐらいで今でいう低燃費車の最上位にランクされていたように思う。トヨタ、トヨペットに次ぐトヨタの三番目のチャンネル店の冠となった車両である。

ともかく思わずボンネットを開けてもらう衝動に駆られたか、そこは我慢することとし、あとで同社の社長にこの車のお話を伺ったところ、以前の持ち主の情報をお持ちのようでやはり丁寧にお乗りになっておられたユーザーとのこと。エンジンはいつでも始動できる状態ではあるが敢えて車検を受けさせずに展示用にお使いになっているとのことであった。

動画をみて頂きたい、後部への乗り込みを想像して頂けたらと思う、そこも技師のアイデアと工夫と設計コンセプトが集中している箇所であることが判って頂けると思う。

また、燃費をあげるためか、空車重量も800㌔を切っていたと思う。全体に無駄が全くないのである。