Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

弘前城の秋

2015年10月27日 | 日記
弘前城の秋


雄大な岩木山が弘前城の一角にある展望台から眼下に広がる弘前市街の屏風のようにどっかりと座っていた。冬良し、秋良し、春夏に良しの山ではある。

小学5年の一学期の国語の時間に朗読を指名された詩、「いわきやま」だっだと思う。内容もはっきり覚えていないが岩木山が津軽の子らに雪解け、春の訪れを告げる内容だったと思う。

ともかくその山が弘前城の一角から眺められるのである。津軽の殿様はその存在を厳しい冬の間、眺め、尊敬し、誇りに思っていたに違いない。

 場内を埋め尽くす桜は紅葉の最盛期にあったが、市街地を眺めている間に曇天の中にお岩木山は薄いベールをかぶりシルエットだけになっていた。
やっぱり撮影するのはやめることにした。


『あかみどり お岩木山の 里の秋』(柳子)