Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

伏見七名水 白菊水

2017年01月22日 | 日記
伏見七名水 白菊水

節目の年となる史跡Part2

曜休日の先日、ご先輩のお誘いを受け、京都伏見の「鳥せい本店」に。
昭和51年に酒蔵を改造して開店したこの「鳥せい本店」は、伏見のお酒のメインブランド「神聖」(しんせい)のパイロットショップとしてオープンした店として有名。当日も昼時でもあったこともあるが満席。
動画は店の横にある伏見七名水のひとつ「白菊水」を撮影したもの。

この名水を使って延宝5年(1677年)からこの「神聖」の酒造りが始まっていて、少しこじつけになるかも知れないがこちらも節目の年で今年で創業340年目となる。

ちなみに白菊水の名は、「白菊を愛でる翁がこの地に日照りが続き、稲が枯れるようなとき、私の愛でた白菊の露の一雫より清水が湧き出す」という伝説から取られていると井戸の正面、壁に表記されている。
 湧き出す水は、冷たくてまろやか。道端にあるので誰でも気軽に利用できる。

 はるか昔、伴淳三郎が「かあちゃん一杯やっか」というTVコマーシャルがあったが、この酒がどうやら「神聖」だったようである。

 京都検定には出てこなかったが、参考に補足したい。
伏見の由来が、伏し水と言われる程、良質な伏流水が豊富で、名水七つ井とは、石井(いわい)、常盤井(ときわい)、春日井(かすがい)、白菊井(しらぎくい)、苔清水(こけしみず)、竹中清水(たけなかしみず)、田中清水(たなかしみず)の井戸(湧き水)のことである。
 水は中硬水で灘の水の硬水より優しいと云われ、灘の男酒、伏見の女酒と言われている由縁である。

 もう一つ、故郷広島、西条の酒は軟水である。まっさんが言っていた。

「京の冬、竜馬一献 うまいきぃ」(柳子)