Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

エジソンの電球(+ 再生リスト)

2014年01月06日 | 日記
エジソンの電球(+ 再生リスト)


この正月の初詣も例年どおり京都府八幡市の石清水八幡宮を参拝させて頂いた。毎年、ケーブルを使わずに八幡宮のある山頂まで参道を歩いてのぼっている。景気の回復基調もあるのか例年より初詣客も多く、なにやら活気を感じたのは私だけではないと思う。

さて、この石清水八幡宮は京阪八幡市駅が最寄駅となるが、この駅のロータリーにかなり大きい楕円形のモニュメントが以前から据付らている。

この駅を利用し、このモニュメントを初めて見られた参拝者の方はきっと度肝を抜かれたのではないかと思う。この地、京都府八幡市の竹がエジソンの発明した電球のフィラメントの材料となったことをご存知の方はこのモニュメントが竹をデフォルメしたものとすぐひらめかれたと思うが、これをご存知でない方にとっては「・・・なにこれ?」となってしまうようなとても大きなモニュメントなのである。



参拝後は毎年、運動を兼ね帰路を変更して京阪橋本駅まで足をのばしているが、昨年、たまたまエジソンの発明した竹フィラメント電球が実際に点灯され、その鮮やかな朱色や明るさを初めて見たこともあって、今年は石清水八幡宮のすぐ横、山頂広場にある「エジソン記念碑」前で足を止め、その掲示板に書かれている内容を改めて確認した次第。
 この掲示板には、この裏山の竹がエジソンの発明したフィラメントに用いられたことが書いてある。
多くの参拝者がその記念碑の前で記念写真を撮られていた。



 また、動画の最初に出てくるプレートの文字が読みにくいので、別にメモしておいた内容を下に示す。今回、貼り付けたこの動画も昨年訪ねた国立科学博物館で撮り貯めておいたものであることを付け加えておきたい。


《竹フィラメントができるまで》
エジソン電球のフィラメント(光っている部分)には京都府八幡市の竹が使われている。竹を炭化し、それに電気を通して発光させる。エジソンはフィラメントに適した竹を世界中に求めこの竹を見つけた。


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7 コメント

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岩清水八幡宮 (八幡在住26年)
2014-01-06 22:26:05
毎年初詣は歩いて行っていましたが、今年は残念なことに忙しく行けてません。つぎの休みには行きたいものです。

エジソンの竹は越して来て直ぐに知り、伝記でしか知らないエジソンが身近に感じられたことでした。八幡の誇りですね。
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竹取ものがたり (yanasun)
2014-01-07 01:39:43
Wikipediaにはエジソンにまつわる多くのエピソードが書かれておりますす。その中に自動車王フォードと友人関係があり、のちに二人揃って自動車殿堂入りしているのも意外でした。また、ヘリコプターの開発ではかのライト兄弟と有人飛行の覇権を争っています。こうなると八幡市にある二宮忠八の飛行神社に繋がっていきますよね。彼もまったく同じ時期に人類初の飛行に挑戦し、これまた、ライト兄弟に先を越されています。つまり三つ巴の挑戦だったわけです。すごく因縁を感じますね。八幡市駅前のエジソンの銅像の向かいに忠八が開発試作していた飛行機の小さな模型が展示してあります。一度是非ご覧になって下さい。
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Unknown (インドから帰ってきた発明家)
2014-01-12 12:47:09
エジソンが電球のフィラメントを世界中に探し、
やっと見つけたのが日本の竹だった事を何かで読んだことがあります。
竹ってすぐに燃え尽きるのに、
その決め手は何処にあったんでしょうね。
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インドはインドでも赤道に近いところだったようですね (yanasun)
2014-01-17 23:34:42

まずは

関野 勇一 著 『エジソンの白熱電球』を





[フィラメント・日本の竹との出会い]

 エジソンはフィラメント材料を見つけるのに大変苦労したようです。最初は木綿糸や何と友人のヒ ゲまでも素材として使ったのだそうです。当然、これらはすぐ燃えつきてしまったんですけどね。 6000種類にも及ぶいろんな材料を炭にして実験をしていたエジソンですが、ある日、偶然机の上に あった竹の扇子を見つけました。その竹をフイラメントに使ってみると、なんと200時間も灯ったの です。これだ!....竹竹竹....フィラメントの材料に竹が適していることを知ったのです。
 当時の金額で10万ドルをかけ、全世界へ材料を探すため20人の竹採りハンターたちが派遣された。彼らは 1200種もの竹を全世界から集めたというのだから驚きである。1880年、一人の竹採りハンターが来 日。時の首相伊藤博文と会い、「竹なら京都へ」とのアドバイスを受けます。京都では、初代京都 府知事から「竹なら八幡か嵯峨野がいい」と言われます。そして、八幡男山付近の竹が約2450時間 も灯り、世界竹選手権(エジソン主催)で見事1位を獲得したのです。これらの地域は、鉄分が豊か な土質のもと、柔軟で堅固な竹を産していたのです。(その頃、日本の東芝もフィラメントの材料 を必死で探していたらしいのですが、エジソンが京都産の竹を使ったと聞き、「灯台もと暗し」と 叫び、ジダンダを踏み悔しがったそうです。)こうして、八幡の竹は1894年までエジソン電灯会社 に輸出され、何百万個の白熱電球が作られ、全世界に明かりを灯しつづけたのです。
 エジソンはこの新しい白熱電球を売り出すために会社を設立しました。これが現在のGE(General Electric)社のもとになります。そしてこのGE社ではそのあともフィラメントの素材について研 究を重ね、1910年頃GE社で竹よりもっと丈夫なフィラメントが開発され、これによって電球の寿命 は更に延びました。
 現代のあかりとして電球と勢力を2分する蛍光灯もやはりGE社により1938年に発明されました 。蛍光灯はエネルギーの光への転換効率が良いのが長所で、白熱電球に比べてずっと小さい電力で 同量の光を出すことができるのです。しかし科学技術の進歩は大変なもので、半永久的に切れない あかりが一部で使われ始めているんです。それがダイオードLED(light Emitting Diode)とい って、弱い光しか出ませんが発熱が小さく非常に長い寿命を持っており、家電製品や情報機器のパ イロットランプや表示板などに多数使用されています。
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まだある (竹取の翁)
2014-01-19 21:38:06
京都八幡市役所の敷地にあるホールにまったく同じ電球があります。つくかどうかはわかりませんが
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岩崎弥太郎邸の電球 (yanasun)
2014-01-19 21:58:37
以前このブログでご紹介しましたが東京御徒町の岩崎弥太郎邸二階に金属フィラメント製の白熱電球が展示されています。ボードに屋根裏から出てきたことが書かれてありマツダ(今の東芝)製でしたね。
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Unknown (インドから帰ってきた発明家)
2014-01-27 20:14:39
竹製フィラメントの誕生よく分かりました。

最近のLEDは強い光も出せるようになり、いま蛍光灯、水銀灯からどんどん変換中です。
又LEDの次はどんな物が出てくるのか今から楽しみ!


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