竜馬の ブーツ
旧暦ではあるが今月11月の15日は坂本竜馬の生誕の日である。諸説はあるが天保6年1835年の11月15日とされている。来年で生誕180年を数えることになる。
長崎での会議を終え、復路、帰阪の発車時間までの約2時間を利用して単独行で長崎市内の急坂を登った。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」をずっと以前に読んでいたこともあり、小説の後半に出てくる亀山社中跡を是非とも見ておきたかったからである。
(神戸海軍操練所の廃止後に)薩摩藩等の援助により設立された商業活動を中心とした近代的、かつ、現在の株式会社に類似した性格を持つ組織とされる亀山社中の根拠地となっていた跡地にある記念館を目指したのである。
時間を気にしつつ、約40分、急こう配の坂道を一気に駆け上がり亀山社中跡記念館にたどりついた。
時間がなく外から覗くだけにし、山頂展望台にある竜馬像まで更に足を延ばした。
太平洋に続く平戸を見据えるように竜馬像が待ってくれていた。やはり腕組みをしていた。
眼下、横長に広がる長崎の街を覆う西陽は既に夕刻の気配がしていた。
舵を切りながら、眺めを見なさいって事
ですか?
もう一枚写真がありますがこの動画のようなブーツでグラバーから紹介された靴屋で買ったという説のあるブーツですね。この逸話をモチーフにしたモニュメントだと思います。
『坂本龍馬が1865年(慶応元年)に「亀山社中」を創設してから130年になることを記念し、1995年(平成7年)に「亀山社中ば活かす会」が中心となって建立したもの。船に乗っているような気分が楽しめる舵輪と大きなブーツがあり、実際に足を入れることができる。雨の日でも足が入れられるようにブーツの底には穴が空いている。ここから見ることのできる長崎の街並みは「長崎都市景観賞」を受賞するなど評価されている。』