真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
https://www.youtube.com/user/Shinjukohime

二十四の瞳

2009-01-12 03:52:24 | つぶやき
◎映画「二十四の瞳」を鑑賞

もう何度も観ている映画。わかっているのに毎回同じ場面で泣いてしまう。

どうしてわたし、大石先生に感情移入するのか、わかった。

自分が教師をしていたという事もあるのだけど、

戦前の海辺の田舎で教師をしていた祖母のことを

重ね合わせているのだった。

女学校を出てすぐ、疎開先で新米の女先生になった祖母。

初めてのお給料をあまりに嬉しくて、ポケットから

出したり入れたりしていたら、バスの中でスリにあった祖母。

山道で、迷ってトラックの荷台に乗せてもらったは良いけど、

怖い思いをした祖母。

その一つ一つ話してくれたことがわたしの教訓になっている。

もっともっと話を聞いておけばよかった。

戦時中、死ぬのはぜんぜん怖くなかったって言ってた。

疎開先で知り合った祖父と結婚して、私の母が生まれた。

戦争があって、わたしは、生を受けた。
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目隠しだるま青だるま

2009-01-10 01:54:14 | つぶやき

◎帯の前にだるまの絵描く。

刺繍開始。



買った物

正絹1m

特殊縫い針

刺繍の本2冊

刺繍糸10色

迷った。でもだいたいわたしが好きな配色は歌舞伎カラーであるからして・・・

指ぬきキャップ

水墨画用紙

水墨用筆大・小

硯は中国で買ってきてもらったやつを19の頃から使っている。




◎今日は、金澤韻さんと原宿骨董パトロール!

壱の倉→隣の骨董屋→135°→くるり→シカゴ→ギャラリー川野

6件行った!


買ったもの


うちの家紋の男羽織、ド蛍光ピンク帯揚げ、
黒の水玉ベルト式帯締め、薔薇のコサージュ。


135°のブログに載った。
http://tokyo135.exblog.jp/

今日の帯締め、達磨のちょうど目の所に帯締めがきたから、
目隠しだるま。



着物コンテストだそうです。

韻さんは、なんと今日生まれて初めて自分で着て外出だって!

とってもよく着られていた。

また一人お着物仲間が増えてうれしいなぁ。

着物を着るようになってから変わったことは、

去年あたりから、純粋に「技」を尊ぶようになった。

織りとか染めとか絞りとか、刺繍とかに

うっとりするようになったこと。


韻さん・・・、

カメラ構えた時に、あんなに屈託無く笑う女の人を

私は見たことがない。



次にやりたいコーディネイト

ミーシャ付き半襟

羽織ひもをネックレス




鉄瓶、空だきをしてしまった!!!!!!!






◎整体

皮膚科

年末の大掃除のやりすぎが祟ったのか、

ひどい手の湿疹。

日暮里で布買う。

ブルーサテン、赤白チェック

閉店5分前に飛び込み。

この色は今日手に入れなければ絶対に駄目だった。
どうしても欲しい色を求めて駆け込み・・・
自分を着飾りたい意欲は、自分を作品にしてしまいたい意欲
なのか?






◎風邪気味

9時に起きて葛根湯飲んで3時までまた寝ていた。

昨日、病院の待合室で風邪をもらってきたのか・・・。

GEISHAという文字と浮世絵のラベルの付いた

芸者印万歳炭酸水というのを飲んだ。

明治時代に、奥会津から欧州に輸出されていた幻の天然水

なのだそう。おいしい。



墨画刺繍というジャンルを作ると決めた。家元になる。

刺繍中はいっさいなんの音も聞きたくない。

頭の中でラジオが流れ出し、わたしにインタビューする。

「刺繍をやりだしたきっかけは?」

「映画で浅野温子さんが締めていた

 般若の帯を観たのがきっかけです・・・、

 自分の為に刺したんです。

 これは衣類じゃなくて

 女の身の回りのもの、という作品です。

 女の身の回りのものには怨念がとりついています。」



朝起きて、顔を洗う。

美しくありたいと今日も願う。

そこで誰が、どうして崩したものを見たいと思うか、だ・・・

だから制作もこつこつと重厚なものに向かうようになった。

わたしも女になってしまった。







◎読んだ本 

藤沢周平「橋ものがたり」

何がどうしてそうなるのか、小気味好い。

夫の誕生日。神社お祓い。

うちのパパが45歳の時、私は、20歳だった。

神社に先日買った紋付きの男羽織を着ていったら・・・

なんといつも着せられてる白い上着、私の分だけ用意されなかった!

やっぱり正装なんだ・・・すごい!

ここで、紋付き羽織の威力を見せつけられた!

着てると身が清まってる気がしてきた。



黙々と刺繍していると、

千本針には、そりゃあ玉は当たらないだろうよ、と

思えてくる。

偶然が浮き出る面白さ。

何百年も生きるものを作る。

これはずーっと昔、大事に育てられたお姫様の

お嫁入りの時のもの、という事にしよう。



「運命の出会い」とか言うけれど、

「運命の出会いにした。」んじゃないだろうか。







◎雨。

たまには降ってくれないと、心がおかしくなる。

空焚き対処法をお店に電話して聞く。実行。

昨日、夫にプレゼントしたカップは、

漫画「へうげもの」の現代陶芸家とのコラボ作品、

へうげ十作のカップだった。

飲み心地を尋ねると、

「可愛い顔して、『飲んでみろ!』って言ってる。」

らしい。

いやあ・・・だってこれを初めて見た時の夫の顔が

あまりにも珍虫を発見してしまったような、そんな顔を

していたので、あげたくなってしまったではないか。




一筆一筆に力が思いあまってるところを

一針一針に籠める。

一通り刺して見てみたら、かっこわるかった。

半分以上ハサミを入れて取ってしまった。



わたしが好きな美女選をしてみたら、

着物+割烹着率高い。

わたしは、実は昔、大正時代を

生きていたんじゃないだろうか・・・。

気が付いていないだけで・・・

どこかで体験してきたんじゃないだろうか・・・

この懐かしさはどこからくるのか。
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狐コンコンカウントダウン

2009-01-04 06:10:42 | つぶやき




◎あまてめとけしおでうあまてめとけしおでう

2009年になった。

わたしの脳みそは、いつもこんな感じ。

あけましておめでとうは、あまてめとけしおでう。

文字はだいたいイメージでとらえてる。

漢字は、上下逆からひっくり返して読んじゃうし・・・。

7歳の時に生まれて初めて書いた年賀状は、

2行縦書きの下連なりだったから、あまてめとけしおでう。

「なんで?」って叔父さんに笑われた。

なんでもこうでもない。あまてめとけしおでう、なのだ。




大晦日、今年は、清々しい気分で年を越せるな、と思うくらい

家中ピカピカに磨ききった。

擦りすぎて、また爪の形が変わっていた。

角田光代さんの「対岸の彼女」を思い出していた。

そして、朝日が差してきて、よしこれで、後は、

てれさちゃん(一緒に煮豚作りをしました。千葉家のレシピを

教えて頂いたの!)を我が家に迎え入れるだけだわ、と眠ろうとして・・・

大失態に気が付く・・・。

夫の睡眠時間のことを忘れていた・・・。

それから、すべての調子の噛み合わせが狂い始め・・・

夫のご機嫌取りをしてコーヒー豆挽いたり、煮豚ソース混ぜたり、

食べ物部屋に届けたり、アタフタしている様子をてれさちゃんに

見られちゃって、恥ずかしいやら、可笑しいやら・・・

そうやって、暮れていった2008年だったのであります!

末日の入りは、感慨にふけることもなく

そうやっているうちに終わったのでした。

そして私たち、狐の嫁入りに参加しました。







安藤広重の浮世絵にも描かれた、狐の嫁入り行列に

朱希子さんと女3人で、参加してカウントダウン。

そこで新年を迎えました。狐メイク楽しかった!

行列中、3人でいろんな話をして・・・

今年一番よく会ったお二人だけど、来年ももっと会いたいと思った。

こぎつねこんこんの歌は、女の歌だ。

小狐(こぎつね) コンコン 山の中 山の中

草の実 つぶして お化粧(けしょう)したり

もみじの かんざし つげのくし

小狐 コンコン 冬の山 冬の山

枯葉(かれは)の着物じゃ ぬうにもぬえず

きれいな もようの 花もなし

小狐 コンコン 穴(あな)の中 穴の中

大きな尻尾(しっぽ)は じゃまにはなるし

小首(こくび)を かしげて かんがえる






◎書き初め。







枕草子。


ペン字8枚。

流れがうまくつかめない。

なんでもすべて流れなんだなぁ。




去年の仕事についての記録日記読んでいて気が付いたのだけど、

書き漏れ。

去年は正月明けから早々に会田誠さん達と一緒に

台湾で展示会をしたんだった。

この出来事は、去年一年間に何か一本通っていた大きなものだった。

いろいろ考えた。

大きすぎて見えてなかった。




見たDVD「女の人差し指」

田中裕子×向田邦子見たさに・・・

四谷シモンさんの役者姿初めて拝見しました。

向田邦子は、とくに中年女性の秘めた色気が、

とっても好き。

中学生の時は、「思い出トランプ」読んでも

ぜんぜんわからなかったけど・・・。



読んだ本「やけっぱちのアリス」

まだまだ伏線。






◎見たTV新春檜舞台

筝曲・山田流「住吉」                    

舞踊・常磐津「松島」(舞)井上八千代             

義太夫「生写朝顔話・笑い薬の段」(浄瑠璃)竹本住大夫

                    

いとうせいこうさんは、

「義太夫は、ジェームス・ブラウンだ。」とおっしゃっていた。




知るを楽しむ選 この人この世界  

~瀬戸内寂聴 源氏物語の男君たち」

光源氏とその周りの公達の政治的な動きが、

当時の藤原一族の策略とまったく写したように

同じで驚いた!



紫式部の姿絵、筆を持って机に寄りかかかっている姿が

かっこいい。



絵巻物に描かれた女御たちの後頭はすっごく小さく、

おにぎりみたいに三角形だけど・・・サラサラと髪の毛を巻き込み

着物に埋もれた淑やかで華やかな様は、うっとりする。

・・ドキドキする。





◎ 着物百科見る。

羽裏の美術館行きたい!

山本富士子襦袢傑作!

茶の湯百科見る。

茶の湯とは、ZENだったのですね。

織部焼の色は実はあんまり好きじゃない。

なぜかというと、子供の時、食べさせられたおいしくなかったお菓子の色が
織部釉にそっくりなのである。あの「けしき」と呼ばれる部分が特に。

寝る前にものすごく言いたいことがあったのに、

起きたら忘れてしまった。



帯刺繍お太鼓部分仕上げ。






次は前。

日本刺繍の糸の色は上品すぎてちょっと・・・

でも光沢は抜群にいい。



今年初めて描いた絵。






達磨と虎。

達磨が気になって仕方ない。
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あまてめとけしおでう

2009-01-01 04:32:23 | つぶやき
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します。


       2009 真珠子
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