総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

外来での抗菌薬処方は回数が問題

2018-02-28 11:00:12 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 早いもので二月も今日で終わり。明日からは三月です。三月一日といえば、高校の卒業式。そして、地元南城市で開催されます、日本女子プロゴルフの開幕戦、ダイキンオーキッドレディスオープン、ですね。県勢も13人ほど出場します。明日の天気が気になりますが、皆さん頑張れ!では、本題へ。
 
 
 
 
 日本では外来での経口(飲み薬)抗菌薬処方が多く、とくにセファロスポリン系薬、フルオロキノロン系薬、マクロライド系薬が比較的多く処方されています。
 
 
 
 
 日本では1日量が欧米と比べて少ないために、投与量(DDDという指標)としてみるとあまり多くなさそうですが、処方回数は多いです。
 
 
 経口(飲み薬)抗菌薬が1日に200万人に対して処方されているというデータもあります。
 
 
 
 
 「風邪」などの抗菌薬が効かないウイルス感染症で医療機関を受診する患者の約60パーセントに使用されているといわれています。
 
 
 
 
 セファロスポリン系薬(とくに第三世代)やフルオロキノロン系薬は広域スペクトラムを有する抗菌薬ともいわれ、多種類の細菌を殺すことができる反面、耐性菌を出現させやすくなります。

 

 

国際通り沿いの楽器店の前のシーサー

 

待望の新刊が発売中!「病歴と身体所見の診断学:検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2018」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2017年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門第4位に選ばれました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人間対細菌のゆくえ | トップ | 経口第三世代セファロスポリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事