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肺がん分子標的療法の課題

2018-01-04 09:41:55 | 医療情報
 皆様、明けましておめでとうございます。
 当ブログは今日より再開いたします。本年も最新の医療情報や沖縄の何気ない写真をお送りいたしますので、宜しくお願いいたします。しかし、新年早々の火事。また、台風1号が早くも発生してるようです。今年は荒れないように祈るばかりです。では、本題へ。
 
 
 
 
 その他の分子標的治療薬には、ALK(未分化リンパ腫リン酸化酵素)の阻害薬であるクリゾチニブなどがあります。
 
 
 これも、非小細胞肺がん患者のうち、特定の遺伝子変異を有する人々で有効です。
 
 
 
 
 しかしながら、分子標的療法にはいくつかの課題があります。
 
 
 まず、この治療法が有効となる患者群を見つけることが簡単ではないと言うことです。
 
 
 次に、そのような特定の遺伝子異常を持つ患者群の割合は小さいこと。
 
 
 さらには、継続して使用していると、がん細胞の耐性化がみられることです。
 



 クリゾチニブに耐性を示す非小細胞性肺がんに対して、セリチニブやアレクチニブなどの第二世代の分子標的薬も開発されてきています。


 これらの第二世代の分子標的薬は血液脳関門を通過することができるため、脳転移や髄膜播種のケースに使用されています。

 

 

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