ヒトは血管とともに老いる

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れ時々曇り、所によりにわか雨。予想最高気温は32度です。相変わらず外で洗濯物を干していただけで、大汗をかきました。まだまだ真夏のような日差しと湿度です。熱中症対策が必要です。しかし、最近は閉店や休止が相次いでますね。子供の頃からステーキと言えば、A1ソースでしたが、材料の見直しか何かでしばらく製造を休止するそうです。残念ですね、早めの復活を願うばかりです。では、本題へ。

 

　日本の死因の第二位は心疾患である。

 

　実際、心筋梗塞などの心臓の病気で多くの人が亡くなっている。

 

　臨床医学の父であるウィリアム・オスラー先生（一八四九～一九一九年）は「ヒトは血管とともに老いる」と述べた。

 

　老化により、全身の血管の壁がかたくなり、内径が細くなり、弾力性を失っていく。

 

　最後には、壁に沈着した脂肪の層が破れて血栓（血の塊）が出来て、血管の閉塞をもたらす。

 

　心臓の血管（冠動脈）が閉塞すると心筋梗塞をきたし、不整脈による突然死、ポンプ機能の低下による心不全などによる死亡をもたらすことになる。

 

　心筋梗塞などの冠動脈疾患に罹った場合には、緊急で病院に受診し、その治療（アスピリンを含む薬物療法、冠動脈形成術やバイパス手術）を受ける必要がある。

 

　治療のあとは、原因である動脈硬化の予防（２次予防）を行うのだ。

 

　次回に続く。。

 

　図：ウィリアム・オスラー先生

　

　http://www.archives.upenn.edu/people/1800s/osler_william.html

 

 

　

　沖縄本島南部、南城市の風景です。

 

 

病気にならない生活の極意

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