総合診療医からの健康アドバイス

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心房細動の頻度

2024-06-04 10:55:19 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は梅雨の中休みで晴れ時々曇り。予想最高気温は27度です。昨日は午前中かなりの大雨でしたが、午後から晴れてきました。北寄りの風が吹いていて快適です。今朝も寒さで目が覚めました。二日連続でクーラーを使いませんでした。六月としては異例のことです。このまま梅雨明けまで涼しく過ごせたらと思います。しかし、女子ゴルフの笹生選手はすごいですね。全米二勝目ですよ。今後の活躍が期待されます。では、本題へ。

 

 心房細動の頻度は高齢になるほど高くなる。

 

 日本人のデータでは、70歳代男性で3%、70歳代女性で1%、80歳代男性で4%、80歳代女性で2%である。

 

 すべての年齢層を含めた  日本人全体のデータでは男女合わせて約0.5%となる。

 

 この0.5%という数字から、スクリーニング検査で心房細動の人を一人みつけるためには、約200人に対して検査を行わなければならないことになる。

 

 ここで、心房細動で血栓ができるのを予防する薬について考えてみる。

 

 一般的には、血液サラサラの薬と呼ばれている。

 

 代表的な薬はワルファリン。

 

 最近ではまた、副作用が少ない薬が開発されている。

 

 これらの薬の効果をみてみると、脳梗塞のリスクを絶対的なリスクとして約2%下げることがわかっている。

 

 ここで「絶対的な」リスクという評価を使った。

 

 リスクの評価法には絶対的なものと相対的なものがある。

 

 例えば、脳梗塞が起こるリスクが5%の人でこの薬を飲んだ場合 、絶対的なリスクが2%下がるので、リスクは3%となる。

 

 相対的なリスク評価を用いると、5%が3%となるので相対的なリスクでは40%下がることになる。

 

 一般論として、薬の効果を確認するときには、どのリスク評価法を用いているかについて、担当の医師に尋ねてみるとよい。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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