総合診療医からの健康アドバイス

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心房細動は脳梗塞の原因の一つ

2024-06-03 10:39:15 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日も沖縄は梅雨空、ですが午後から曇り時々晴れになるようです。予想最高気温は25度です。今朝も寒さで目が覚めました。沖縄に生まれ五十年以上たちますが、六月にクーラーを使わない日は初めてです。電気代も上がるので助かりますね。しかし、早いものでもう六月ですね。今月が終わると今年の折り返しです。無事に今年も過ごしたいです。そして、朗報が、女子プロゴルフの新垣陽菜選手が六年ぶりに優勝しました。良かったですね。では、本題へ。

 

 心房細動という不整脈がある。

 

 心臓には4つの部屋があるが、そのうちの1つの左心房で電気の流れに乱れが起こるもの。

 

 そのために、左心房の血流によどみができて血の塊ができやすくなる。

 

 心房細動の問題の一つは、症状があまり出ないケースが多いこと。

 

 症状が全くなくても心房細動となっていることがある。

 

 2つ目の問題は、その血の塊が剥がれて血流に乗り、脳の血管に詰まってしまうことがあることだ。

 

 脳の血管が詰まって脳細胞に障害が起きると脳梗塞となる。

 

 長嶋元巨人監督、オシム元サッカー日本代表監督、小渕元首相などの多数の有名人がこの病気が原因で脳梗塞をきたした。

 

 小渕さんはまもなく亡くなった。

 

 オシムさんは監督辞任となった。

 

 長嶋さんは奇跡的に復活しましたが、構音障害と体の半身の不全麻痺を呈している。

 

 このように問題のある心房細動。

 

 早めに見つけて、脳梗塞をある程度予防できる薬を始めることができれば良かったと思う人も多いだろう。

 

 心房細動をみつけるには心電図が必要である。

 

 心電図を毎年取るようなことでなんとか心房細動を捕まえることができる可能性がある。

 

 次回は、この心房細動を捕まえるために心電図検査を一般の人々に対して毎年一回定期的に行うことの是非について考えてみる。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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