いかにも農村の秋の風景。
お祭り月である10月の県道に
お祭りを知らせる幟旗がはためきます。
戸隠神社は大正時代まで
宇陀市榛原比布にあった神社です。
「あった」と過去形なのは、
大正時代に神社合祀令によって
八咫烏神社へと合祀されたためです。
もとの境内地には、
神仏習合の名残か寺院風の集会所と
合祀された戸隠神社を遥拝する石碑があるばかり。
それでも、
地元のひとたちにとって
戸隠神社は今も在りつづけているのです。
そして、11月3日は戸隠神社のお祭りの日でもあるのです。
ここに、清く正しく、気高く美しい、
我々の心の深いところに根付いた
伝統精神が垣間見られるように思えてなりません。
お祭り当日は、
旧戸隠神社境内地から
太鼓神輿が八咫烏神社へ向けてお出ましになり、
八咫烏神社で共に秋の例祭に臨みます。
毎年11月3日に執り行なわれる
八咫烏神社の秋の御例祭の見どころは、
こんなところにもあります。