早い商魂

まだ10月というのに最近は新聞広告に正月用の御節
の広告が目立ち始めました。
中には10万円を超すような高額のおせちもあるよう
ですが、1万円から3万円以内の価格帯のものが人気
のようです。そこで商売の心得のテクニックを一寸
だけ・・普段常に合理的な判断で行動を決定すると
いう人はまれで、実際には多くの人が気分や感情で
動いています。「行動経済学」と言われる学問の中
で、なぜ人は「合理的にものを考え、つじつまの合
わないことをする」のかについて考えてそれに一定
の理由づけをする勉強分野です。
たとえば、コツコツ稼いだお金とギャンブルなどで
得たお金とでは、同じ金額でありましても、一般的
「あぶく銭」は浪費する傾向があるという「心の会
計」も行動経済学の代表的な概念の一つです。
ちなみに、下記のようなおせち料理の種類があった
場合おせちＡの注文が最も多くなる傾向があります。
これも行動経済学が指摘する一般的な傾向です。
おせちでＳ（５万円）Ａ（２万円）Ｂ（８千円）
一般に三つの選択肢があれば真ん中が好まれてその
上の価格があることで真ん中の価格の割高感は薄れ
ます。なので売る側としては、８千円と２万円の商
品があって２万円の方を売りたい場合には、追加で
もう一段高い価格を設定すれば良いということにな
ります。いつもいろんな御節のチラシが入りますと
こんな勉強を思い出します。






















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