日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

金価格の高騰の背景は・・

2025年01月05日 07時25分43秒 | Weblog
今朝の信州塩尻は気温が氷点下8度といつもの平年
並みの気温、空は快晴です。
今日はお正月記事の宮崎正弘先生のmagazineからの
情報をお知らせします。
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁は昨年末の記者
会見で、中国の「金備蓄急増」についてそれを警告し
つつも「我々の目の黒いうちはドルの、基軸体制が
崩壊することはないでしょう」と言っていました。が
そのことについて宮崎先生は大きく疑問を呈していま
した。私も信頼している宮崎先生の論調に全く同様に
考えますので・・紹介します。
米国の債務は36兆ドルを超え、金利高であるため、
いまもウォール街で売買が成立している。しかし「国
債の利払いだけで国防予算をこえている。この歪つな
財政不均衡はいずれドル下落につながる」と多くの
エコノミストが指摘しているのは皆さんご存じの通り
世界秩序はウクライナ、イスラエル、イランなどの
戦争で乱れ、折り重なった金融不安が金の急騰と暗号
通貨への投機がおこり、世界金融秩序が乱れ、投資家
が、歴史の法則に帰還するかのように「金」の確保に
拘っている。
戦争、イデオロギー、保護主義が世界中を明確に地域
国家間に大きな分断を生じさせている。トランプ次期
政権はWTOからの撤退もシナリオに含めるとし、又
また高関税で中国製品を閉め出す。こうした経済環境
下では、発展途上国は、米国と欧州が支配する世界金
融システムが崩壊し、新たなシステムがその地位を占
める日に備えて金塊を蓄えていることに注目すべきで
ある。・・と言っています
金価格は記録的な高値から市場空前の1オンス2,800$
を超え、昨年2024年一年で、「金」は35%上昇したが
この上昇率は米国株価の20%上昇を大きく上回る。
ゴールドマン・サックスのリナ・トーマスは、「今年
2025年末までに金価格は1オンス=3,000ドルを突破
する」と予測しています。
なかでも中国はウクライナ戦争開始以来316トンの金
を購入している。ロシアもウクライナ戦費がかさみ、
石油ガスを安価で輸出し、戦力不足を北朝鮮兵の雇用
でまかないながらも、一方で金を大量に購入した。
中東、中央アジア、インドの中央銀行も然り。
ぼけっとしているのは日本だけ、である。
地政学的リスクに敏感なポーランドとハンガリーが
この列に加わり、とくにポーランドは公式準備金の
20%に金を引き上げたいと考えている。ハンガリー
国立銀行は、「不確実性が高まる中、安全資産および
価値の保存手段としての金の役割は特に重要であり、
国の信頼を高め、金融の安定を支える」とし金備蓄
を増やしている。
国際通貨基金(IMF)が 年次総会で強調したように
米国と欧州はともに長期的には維持不可能と思われる
債務負担の増大に苦しみ、バイデンの米国では債務が
現在GDPの124%に達した。
こうなるとドル基軸体制は根本的に揺らぎ、日本円は
独歩高になる可能性があります。今年2025年には再び
「円高」の機運が強まりそうだと、宮崎先生は予想
している。さてそんな今年も明日から本格始動となり
ます。どんな一年になるのでしょうか・・・











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