風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

紙一重(モナコGP結果含む)

2009-05-25 18:04:00 | F1レース
ニキ・ラウダやロニー・ピーターソンの名前を知った子どもの頃から、
モナコ・グランプリはあこがれのレース・イベントでした。

最初にモナコの映像を見たのは、おそらくF1の記録映画だったと思います。
他のサーキットとは明らかに違う華やかな雰囲気や、
ガードレールすれすれを猛スピードでマシンが駆け抜ける迫力に圧倒されました。
サーキットの途中にトンネルがあることもビックリしました(笑)。

モナコ公国レーニエ大公妃であるグレース・ケリーの映画を見たのは、
もう少し大人になってからでしたが、
とにかく、一国の王様と王妃の前でレースをするという事実が、
「F1レースの信じられないほどの価値の高さ」を表していると思い、
ただただ驚愕したものでした。
雲の上の、夢のまた夢の世界のように感じられました。

さてさて、今回のモナコ・グランプリでフェラーリが優勝できなかったのは、
まさに「紙一重の差」だったのではないかと思っています。
予選では、ライコネンがポールのバトンの0.02秒差まで詰め寄りました。
決勝では、マッサがファーステストラップを記録しました。
そして、ブラウン・メルセデスの2台に次ぐ3、4位をゲット!!

シーズン序盤はトップとの差が大きくて、
当分の間追いつくのは難しいだろうと思っていましたが、
この短期間でよくこれだけ差を埋められたと思います。
速さに関してはほぼ互角に近いところまで来ています。
フェラーリをつくる人たちの必死の努力が伝わってくるかのようです。

ようやく光が見えてきた、という感じですね。
これからチャンピオンシップをひっくり返すのは困難でしょうが、
優勝争いに加われる可能性が出てきたので、
今後のレースを楽しみに待ちたいと思います。

ものすごく古い映像を見つけました。
なんと1936年のモナコ・グランプリです。
まだF1というカテゴリーが存在しない時代です。
このあたりの知識がないので説明はできないのですが、
おそらく関わっているのは貴族階級の方々ではないでしょうか?
第一回モナコ・グランプリは1929年ということですから、
まさにモータースポーツの歴史そのものと言えるようなレースです。
ドライバーがモナコでの勝利を誇らしく思うのも何となくわかる気がします。
実況アナウンサーが「アルファの新車」とか
「メルセデス・チーム」とか言っていて、
なかなか興味深い映像だと思います。

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