風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

Singing Driver

2007-07-08 15:12:19 | クルマ雑感
僕は日頃、鼻歌をほとんど歌いません。
音楽は大好きですし、
今でも趣味で友だちとバンドをやっているくらいなので(担当はギターです)、
歌そのものが決して嫌いなわけではありません。
なのに、テレビやラジオで好きな音楽が流れても、
自分の部屋でCDを聴いているときも、
まったくといっていいほど、
鼻歌を歌うことはないのです。

ところが唯一、1人でクルマを運転しているときだけは、
ついつい下手な鼻歌を歌ってしまいます。
誰にも聞かれていないという安心感から油断してしまうのか、
密室で1人きりという「ある種の開放感」が作用しているのか、
クルマを運転して、知らず知らずのうちに機嫌がよくなっているのか、
原因はよくわかりませんが、
ともかく運転中だけ、時々歌っていることがあります。

学生時代にこんなことがありました。
大阪の友だちの家に向かって初代RX-7を運転していて、
好きなグループのカセットテープを聴いているうちに、
だんだん気分がよくなって、
いつの間にか僕は大声で熱唱してしまっていました。
でもそれは、ちょうど民家がまばらで渋滞もない地域で、
少々歌っていても、通行人に見られることはないだろう、
と思っていたからでもありました。

ところがふいに、
10~15メートル先の中央分離帯の植え込みの中に、
1人の男性が立っているのを発見しました。
そこは信号も横断歩道もなく、
普通なら人がいるはずのない場所でしたし、
歌うのに熱中していたこともあって、
僕はその男性の存在に寸前まで気づかなかったのです。
そして、「はっ、人がいる!」と思った瞬間から、
男性の目の前を通過するまでの1~2秒の間、
反射的に歌を止めることができませんでした。

運悪く、そのとき運転席側の窓は全開。
なんと中央分離帯に立つ見ず知らずの男性に、
僕の熱唱を思いっきり聞かせてしまったのです。
「うわっ、聞かれたっ、恥ずかしいーっ!」
と思いながらドアミラーをのぞいたら、
こっちを見ながら「ニヤッ」と笑う男性の姿が映っていました。

それ以来、運転中、窓を開けて歌うことはなくなりました(笑)。

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