ジェームス・アレン著 ピーター・セツ訳
原因と結果の法則を説く、ジェームス・アレンの著作、"As a Man Thinketh"を
日本人向けに訳した本。
左側が日本語訳、右が原本の英語の対訳となっているので
英語の勉強にもなりそう。
この本を訳した人は、原文で書かれているものと
またそれを翻訳しているものを読み比べてみると
訳がどうもアレンの本当に伝えたかったことと、食い違っていることに
違和感を覚えたらしい。
そこで心からアレンを尊敬し、傾倒している訳者が
忠実にアレンの表現したかったことを日本語に置き換えて訳しているので
詩的でありながらも、とてもスムースに心に染みいってくる。
「人は、心の中で密かに考えたとおりの人間になる」
というアレンの言葉にあるように、
自分の思い描いたことが原因となり、そしてそれが結果となって
自分に降りかかる。
つまりは、自分の思ったこと、考えたこと、願っていること、
心に抱くすべての事が、自分の生き方を決定するのだ。
人のせいでも、環境のせいでもなく、
すべては自分の責任で人生の善し悪しは決まってくる。