健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

セーハを制覇できない

2024-07-01 17:16:18 | 日記
 先週の「膝パキッ」で膝痛が再発しましたが、膝注射をして歩くことに支障はなくなり、ウォーキングを再開しようかなと思っていたのですが、梅雨で雨天がつづき、思うようにウォーキングができません。

 少し痛みは残っているので少し膝を休めた方が良いと健康長寿の神様のお告げなのかも知れません。

 こんな時は室内でできる筋トレだけでも、と思い、スクワットは控えめにして上半身(上腕筋や大胸筋、と腹筋)の筋トレを続けています。

 サルコペニア(筋肉の減少)予防には、大腿筋を鍛えるためにウォーキングだけでなく、筋トレを組み合わせることが効果的と言われているのですが、それは認知症予防でも同じです。

 ウォーキングは血流を良くして脳へ酸素と栄養をしっかり届けることで認知機能の維持と向上の効果が期待できます。

 筋トレで筋肉を刺激すると、新しい情報を一時的に記憶する海馬という脳の一部を活発化する脳由来神経栄養因子(BDNF)というタンパク質の分泌を促したり(Mol Med Rep. 2019, 19(2) 1074–1082)、脳のシナプスを保護し、記憶力を守ることが論文で報告されています(Nature Medicine, 2019, 25, 165–175)。

 

 ウォーキングとスクワットを控えた分の穴埋めになるかなと、趣味と脳トレを兼ねて10数年振りに弾き始めたギターですが、初心者がつまづくと言われるセーハで止まってます。

セーハというのはフレット全部を人差し指で押さえるもので、押さえる力が足りないのか、手首が硬いのか、はたまた指が短くなった?のか。

セーハを制覇しなければ先へ進めないのであれば、脳トレにならないじゃないか、って思っていたら、楽器演奏が脳トレに良いって話は聞くけど、ギター演奏は本当に効果あるの?

 はて?

 そもそも続ける意味あるの?って早くも挫折の念が押し寄せてきてしまい、動機づけになるかとギター演奏と認知機能との関係にエビデンス(科学的根拠)があるのかを調べてみました。

・・・・・って、ないじゃん! 厳密に言えば、「Google Scolarで検索しても見つけることができかった!」

 いや、楽器演奏というカテゴリーで言えば、鍵盤ハーモニカ(僕が子供の頃はピアニカと呼んでいた)が高齢者の認知機能を向上することを京都大学のグループが報告しています(Hum Brain Mapp. 2021 Apr 1; 42(5): 1359–1375.)。

 平均年齢 73 歳の健常高齢者 66 人を対象にして、鍵盤ハーモニカのレッスンを4ヶ月受けたグループと受けなかったグループを比較すると、レッスンを受けた方で言語記憶が向上し、fMRI(脳機能を調べることができるMRI)で、脳活動に 神経処理効率化がみられた、というものです。

 

 その他に、40歳以上を対象にした脳の老化や認知症発症との関連を調査したものでは、楽器演奏(特にピアノ)が、作業記憶と実行機能に良い結果をもたらした、ということが今年の1月に報告されています(International Journal of Geriatric PsychiatryVolume 39, Issue 2 e6061)。

 

 ここで注意したいのは、「ギターで認知症予防」で検索すると、ギターレッスンスクールなどの案内ホームページがヒットしますが、これらはキーボードなどのギター以外の楽器演奏による効果の論文を引用しているだけです。

上記で紹介した2つの論文以外の、Google Scholarでヒットした論文も引用されていました。

これには僕も意外でした。

ギターが認知症予防に良い、というエビデンスがあるものだと思っていました。

 

 正しいエビデンスとして、誰かギターの効果を検証してくれないかな、と願いつつ、右手と左手が違う動きをするのだから、キーボードの効果と同じだと思うことにします(結局はギターレッスンスクールと同じインチキを肯定します)。

何はともあれ、モチベーションにして練習に励みます。

 

問題は、セーハです。

 押尾コータローさんのNHK「趣味Do楽」テキストには、弾きづらい場合は「エクストラ・ライトゲージ」という細い弦を使ってみるのも良い、と書かれています。

 今はライトゲージという1ランク上のものを使っています。

 

 

 

 友人から借りているエレキギターでは、セーハできるので、エクストラを使ってみるのもありか、と思うのですが、ギターがちゃんと弾けていた頃は、弦の太さはミディアムに拘っていました。

 

 弦を押さえると、弦ダコができます。

 弦ダコがしっかりできれば、セーハできると信じて、できる限りミディアムに近いライトゲージで頑張ろうと思っています。どうしても無理なら、エクストラにするしかないですね。

 但し、弦はマーチンに拘りたい。ギター本体はモーリスでも、チューニングペグ(弦を巻くもの)はYAMAHA製で、弦はマーチンと拘ってきたので。

 

 


 

 

 ちなみに、腸内環境の乱れが認知症と関係があるそうなので(Scientific Reports 2019, 9, 1008)、マイキンソーの結果も参考にして、120歳まで生きる脳を育てたいと思います。

 

Amazonのアソシエイトとして、yokochantarogooは適格販売により収入を得ています。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿