健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

「アンメット」は楽しみです

2024-04-16 14:25:56 | 日記

  昨夜から脳外科医系の新しいドラマが始まりました。

 脳外科医のドラマと言えば真っ先に思う浮かぶのが「仁(JIN)」、続いて「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」です。

 「仁」は医療系と言うより江戸時代にタイムスリップしてしまうと言うSF時代劇でした。”仁”というタイトル通り、医療を通じた人と人との絆を大沢たかおさんと綾瀬はるかさんが人情深く演じたのが印象深いです。

 続いて、天海祐希さん主演の「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」。こちらは、脳外科手術を受けた私にとっては、いや入院中に周りの苦悩されていた患者さんを見てきた私にとっては「患者はどこにいる?病院内のカースト制度を見てもね、ちょっと違うな」と思ってしまい、初回だけ視て終わりましたので、印象に残ってません、悪しからず。

 さて、今回の「アンメット ある脳外科医の日記」は原作の漫画を読んだこともあって期待大です。

 

 

 原作を読んだ時は、患者に寄り添う三瓶医師が主役だと思っていましたが、ドラマはミヤビが主役で、記憶障害にスポットが当てられています。そこで、ハタと気づいた、サブタイトルが「ある脳外科医の日記」なのです。そう、日記というのは記憶障害で前日のことを忘れても日常に(医師として)支障のないように読み返すためにミヤビ自身が書いたもの。やっぱり主役はミヤビなのだ、と。

 昨日は、何やら裏がありそうな三瓶を匂わせるエンディングでしたので、「仁」を思わせる三瓶の人情深く正義感溢れる脳外科医を描くだけではなく、「次回はどうなるんだ?」というドラマとしての要素も盛り込まれた今後の展開が楽しみです。うん、それにしても三瓶役の若葉竜也さんは原作にハマってます。


生きるために必要なのはバランス 〜東洋医学を科学する?〜

2024-04-12 18:33:55 | 健康・病気

 今日は3ヶ月に一度の脳神経外科での経過観察通院でした。経過観察と言っても、何も変わったことはなく、毎日服用し続けるお薬を処方してもらうだけです。病院で待ち合わせしていると色々と考えることがあります。

モビールのイラスト 常々、生きるってモビールのようなものだと思っていましたが、膝痛になって改めて感じました。

 今、痛むのは右膝ですが、それを無意識のうちにかばおうと左ひだりも痛くなります。そして今回のギックリ腰です。

 以前の投稿で触れたように、生命活動はエントロピーに抗う動的平衡に成り立つ、平衡はバランスの取れたシーソーのように止まって見えるが実は左右に動いているということです。体内ではヒトの場合、10万種類というタンパク質が様々な機能を持ち、その一つ一つが動的平衡という中で働いています。何十万ものヤジロベエが繋がったモビールみたいと思えてくるでしょう?!でもどこかの一つがバランスを崩すと全体が崩れてしまいます。

 これって東洋医学の考え方に似てると言うか、考え方そのものだと思うのです。

 西洋医学ではどこかの部位で異常が起きると、そこだけを治そうとします。それによって別の部位が異常を起こすと、またその部分だけを治そうとします。

 対して東洋医学では身体全体を診て(顔が赤いとか舌苔があるとか)、また、生活習慣(食事、すいみん、運動など)、環境なども考慮して「証」を決め全体のバランスが取れる漢方薬を処方します。

 福岡伸一先生が坂本龍一氏との対談(NHK eテレ)の中で、動的平衡を考えると漢方薬で全体を考えた治療が良いのかも知れないと語ってました。

 私は、東洋医学の方が良いとは言いません。だって現実、これまで散々西洋医学に助けて貰ってますから。今日も、いつも通りラモトリギンという抗てんかん薬を処方されました。今更このブログで説明する必要はないと思いますが、脳を手術すると、てんかん発作が起きる”可能性”があるので、その”予防”のためで、車の運転も服用によって発作が起きてないと診断書を提出しないと許可されません(これまで1回も発作はありませんが)。

 薬というのは基本的に異物なので身体は体外へ出そうとします。ラモトリギンの場合、グルクロン酸という化合物に酵素の作用でくっけて尿とともに排泄されます。この時、膝痛で使っている痛み止めのロコアテープの成分(エスフルルボプロフェン、ロキソニンの仲間)が体内にあると、酵素の働きが抑えられてラモトリギンが排泄出来なくなりラモトリギンの作用が強く出てしまい、その分、副作用(痒みなどの皮膚障害)も出やすくなります。バランスの崩れ、ですね。私は幸い今のところ副作用は出ていません。西洋医学に頼らないと運転ができないので、副作用(バランスの崩れ)のリスクがあっても仕方ないです。(痛み止めが一生続くのなら考えものですが)

 東洋医学の考え方には、生命が持つ自然治癒力を引き出すことが根底にあります。自然治癒力はエントロピーに抗って生命を維持することであり、これこそ、東洋医学だと私は思っています。40億年前に誕生したといわれている生命が長い年月を経て獲得してきたのが免疫、これはバランスを整える自然治癒力とも言えると考えていますが、また別の機会にもう少しお話できれば、と思います。

 ところで、今日の診察で「診療酸化型臨床実習を行うことへの同意書」なるものを提出しました。同意書の趣旨は、「医学部4~6年生が患者の診療にあたる診療チームの一員として医療の実際を学ぶ」というもので、私は医学には医術も必要との思いから同意しました。医学を学んでる皆さん、医術も学んで患者に寄り添う立派な医師になって下さい。

 こちらは、病院からの帰り道、駅まで25分程度のウォーキング中に、散り始めた桜と路面電車をパチリした写真。平和な広島を象徴する風景です。

 


リハビリウォーキング

2024-04-10 18:42:39 | 日記

 ギックリ腰になって3日目、まだ違和感はありますが、少しは足腰を動かさなければとリハビリを兼ねて100均のある小規模商業施設まで往復約4kmをウォーキングしてきました。歩くことで血流が良くなったのか、違和感は消えていきましたが、その勢いで畑の畝作りをしたら、やっぱり痛みます。しっかりストレッチをしなければなりません。

 さて、100均の目的は、筋トレ用のエクササイズチューブ。2年くらい前から使っているのですが(手を握るウレタンが破れてしまいましたが、布で巻けば使えると思っています)、追加の負荷(2倍の強度になる)として買いました。

 15年前の脳腫瘍治療後に体力の衰えを感じて、漫画雑誌の裏表紙の定番、ブルワーカー(子供の頃、欲しいなと思っていた)を買ったのですが、負荷が強すぎて動かすことができず、効果を感じられず、継続して使われないままでした。エクササイズチューブは適度な負荷で続けることができ、昼休みなど15分程度をほぼ毎日使ってました。その効果があってブルワーカーも少しは動くようになりました。

 ただ、前職では昼休憩が取れないくらいの多忙だったので、トレーニングが疎かになり、筋力の衰えを感じておりましたので、退職を機に復活しました(まだブルワーカーレベルには戻ってません)。

しばらくは1本チューブで、力がついてきたら2本チューブ、そしてブルワーカーへとレベルアップを目指します。ブルワーカーは目盛りで効果が実感できるのがポイントです。

 

 

 筋肉は、太腿が最も大きく効果も大きいので、膝、腰の筋トレはスクワットなどで対応します。


ギックリ腰にコルセット

2024-04-09 16:45:03 | 健康・病気

 昨日は治まりかけた腰痛ですが、起床時に激痛が走り、数分間じっとしておりました。その後は痛みは和らぎ、取りあえずは歩くことはできました。10年前にギックリ腰になったときに整形外科で処方してもらったコルセットを装着すると更に楽になります。当時そのコルセット(マックスベルトR2)は10,000円くらいしたと思います(健康保険で半分還付)。今はネットで2,000円程度で買えるのですね。

 整形外科で装着方法を教えていただいた通り、ギュッときつく締めます。お腹が圧迫されるので食事中は外しておきます。

 10年前のものが役に立つので、ものは大事にしておくべきですね。何よりもギックリ腰にならないように、中腰を避けるとか、膝・太腿の筋肉を鍛えておくとか、ストレッチを欠かさないとかを意識します。(意識はしていたのに、今回は、ついウッカリでした)


ギックリ腰

2024-04-08 16:46:00 | 日記
 昨日、手を洗おうと少し腰を曲げた時、腰に電気が走ったような痛みを感じました。自治会で公園の溝清掃をした際、ゴミ(堆積した落ち葉)を集めて袋詰めにする作業で無理な姿勢を続けたのが良くなかったのだと思います。立ったり座ったりで膝に負担が掛からないように無意識に腰に負担を掛けたのかしれません。ウォーキングも腰に負担があったのかも。
 今日も痛みは引かず、朝から安静にしていましたが、ヘルニアではなく筋肉の痛みっぽいので寝てばかりでは良くないと思い、ストレッチすると少しは回復しました。
 これまでも時々、腰が痛くなることはあり、元々身体が硬いこともあり、特にハムストリングスのストレッチをやっておりました。ハムストリングスストレッチは腰痛対策本や膝痛対策本でも紹介されていて、一石二鳥です。仰向けになりタオルを足の裏に掛けて足を上げて数秒間キープ。
 このストレッチをしばらくサボっていたのも今回のギックリ腰の要因なのかも。続けよう!