Yoshikoのお部屋

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岸田劉生展

2011-11-23 22:20:44 | 
昨日、今日で終了の、生誕120周年記念「岸田劉生展」を観に行ってきました




お昼は梅田で、インディアンカレーを食べました
前に食べた事があるのですが、ここは時々テレビでも紹介される位に有名で美味しいカレー屋さんです
少し甘みがあって、それでいて辛い、独特な美味しいカレーで、キャベツのピクルスも甘酸っぱくて美味しいです
人が多くて、少し慌ただしいのですが・・・

私、大阪市美術館は初めて行きましたが、お天気が良くて、天王寺公園も広々として気持ちが良かったです





岸田麗子の絵は、普通の教育を受けている人は誰でも見た事があると思うのですが、



いろいろな麗子像が描かれてあって、↑の絵はもちろんですが、印刷された絵と原画はやはり全然違うものだと感じました。
原画から出てくる気が強くて、何かを語りかけるような感じで、現実の姿形ではなく、その奥にある美しさや気というものがすごく感じられる作品でした
こういうのは言葉にするのは難しいのですが、亡くなってずい分経つというのに、この作品達は今でも確実に生きていて、私達に語りかけてくれます
私はその言葉に心を委ねて、とても心地良い気分になりました

麗子の絵も良かったですが、風景画も私はとても良いと思いました。
特に↓の絵は、写実的ですが、人生を表しているようで、古き時代の風景と、新しく出来ていく建築と、それを遠近法で描いている坂道がとてもバランス良く色も素敵でした


岸田劉生は、才能に恵まれていましたが、結核に罹ったり、お酒に溺れたりして、最期は38歳で亡くなります。
長くはない人生ですが、長く生きていてダラダラ過ごしているより、いろいろな事がたくさんあった方が、きっと面白い人生なのではないでしょうか

岸田劉生の娘の麗子は、48歳で亡くなったそうですが、麗子が書いた「父 岸田劉生」中公文庫 を思わず注文しました
何かのきっかけで本を読んで、自分の興味や思いが広がっていくのも、また私の楽しみでもあります