牛舎花壇のアネモネ(とビオラ)。
ラナンキュラスのほうが豪華だが、凛としたアネモネが良い。
花壇が牛舎裏なので、訪問者にはほとんど気づかれない。
3-4か月先までの分娩予定や分娩房のやり繰りにより、日齢の離れた子牛を離乳まで一緒に飼うことがある。
今回も、12月末生まれのももちゃん②の子(メス 隆安国-美津照重ー百合茂)と2月中旬生まれのゆりちゃん①の子(♂ 福之姫ー美国桜ー百合茂)を同居させている。
以前は日齢を目安に個別に離乳させていたが、今は2頭まとめて日齢の若い子が90日齢になるのを目安に離乳することが多い。
その理由は、①片方だけ離乳すると相棒の母から盗乳することが多いので、落ち着かなくなる。②本離乳の前に昼間離乳や昼間離乳ー夜間離乳を取り入れているので子牛の個別管理が難しくなっているためである。
我が家の牛舎は全て同規格の単房式で子牛用に工夫された房はない。
我が家では、2頭の乳付き子牛の子牛専用房の両側にそれぞれの母牛がいる。(分娩のときは、子牛房を分娩する牛に開放し、2房1室にするので、先に生まれた子牛はほぼ母と同居で3-5日過ごす。)
単房の隔柵はやや後方の柵の棒が抜き差しできるようになっていて、棒を3本抜くと離乳までの子牛は自由に行き来ができる。(母牛は肩やキコウが柵に当たり首までしか入れない。)
遅く生まれたゆりちゃん①の子がもうじき2か月齢になるので、数日前から昼間離乳を実施している。
昼間離乳の時間は、朝飼い作業終了~夕飼い終了を目標にしているが、昼間離乳初期は子牛は母牛ともに強いストレスがありよく鳴くので、時間は短めにして鳴き声等を参考に徐々に時間延長する。
本離乳でないので、作業の都合で昼間離乳をしない日(子牛は自由に母牛のもとへ)が途中に入ることもある。
出入りができた柵のところにいる子牛(たまたまで、そのうちエサを食べたり、くつろいだりすり)。
昼間離乳、昼間離乳ー夜間離乳の効果は、
本離乳時がスムーズにできる。こと以上に、
子牛配合飼料の摂取量が見る見る増える。ことである。
当初は子牛がよく食べるので、調子に乗って、子牛配合を増やしすぎて、泥状便より緩くなってしまうこともしばしばあった。(食餌性の便の緩みなので、その時点で増量をやめ、その量での給与を続け便が軟ー泥状になるのを待つ。)
この方法を取り入れてから、子牛市までの成育が去勢でDG1.0、メスで日齢体重1.0kg以上を達成する個体が多くなってきたように思う。