オウム真理教の記事を掲載、持ち上げた学研「ムー」の責任

1980年代後半から90年代にかけて、坂本弁護士一家殺害やサリン事件など日本犯罪史上類を見ないほど社会に衝撃を与えた「オウム真理教」。Alephなどの後継団体が、現在もなお公安調査庁から警戒されているなど、今なおその影響は続いている。
オウムの全盛期においては、教祖・麻原彰晃は多くのメディアで持ち上げられ、その思想を絶賛し尊敬を表す者も多かったのは事実である。そして、彼及びその教団を持ち上げた代表的な存在、それが学研のオカルト雑誌である『ムー』であった。
今なおタレントや芸能人の中でも愛読者が多く、オカルト雑誌の代名詞とも言われるムーであるが、オカルトを好む人々以外からの評価は非常に冷ややかなものとなっているのが現状である。「飲み会のネタ程度なら好ましい」という声もあるが、やはり引き合いに出されるのはオウムの件である…(続く)

