11世紀の旧約聖書写本、本文の下に隠された謎のテキストが存在していた!

11世紀に書かれたとされる旧約聖書写本。その本文の下に謎の文章が隠されていた事を科学者らが発見し、注目を集めている。しかも、ページの文字の下に隠されている文章を書いた人物は、医学の父の一人であるギリシアの医師であり哲学者でもあるガレノス本人だというのだ。
この文書は1400年前に古代シリア語を用いて書かれたとされている。なお、ガレノス自身は129年に生まれ、210年に死去している。
それから約500年後、ガレノスが書いていたであろう文章のインクがページから掻き取られ、聖句で上書きされて旧約聖書へと生まれ変わることとなった。この流れは写本を制作することになったエジプトの聖カトリーヌ修道院の何者かが書き記している。一見もったいないことのように思えるかもしれないが、昔は記録用の羊皮紙の値段が非常に効果だったため、前の文章を削って書き直すのは当時では一般的な習慣でもあった・・・(この続きはこちらから)

