コラム・将門怨霊伝説~知られざるエピソード 山口敏太郎
コラム・将門怨霊伝説~知られざるエピソード 山口敏太郎
@何度も書いたネタ
別項で将門の首塚に纏わる奇怪な噂話、現代民話を紹介したが、将門という日本最大の祟り神に関する伝説はまだまだあるのだ。現在でも恐れられている大手町の首塚はともかく、京都でさらされた場所にはどんな伝説が残っているのであろうか。天慶三年2月14日壮絶な最後を遂げた将門の首は京都七条河原にさらされた。しかし、怪異な現象が起こった。太平記によると、さらし首になった将門の首は、目を閉じることがなく、毎夜毎夜、
「斬られしわが五体、いづれの所にか有るらん。ここに来たれ。首ついで今一戦せん」
と叫び、大層恐れられた。さらに3月になっても腐らず、怪光を放ちながら、虚空を飛び、落ちた場所が武蔵国豊島郡芝崎村であった。それが、現在の首塚である。
他にも「平治物語」には京都における将門の首に関する逸話が記載されている。藤六という人が将門に関する頓知の効いた歌を詠んだところ、将門の首が笑ったとあるのだ。
”将門は米かみよりぞきられける俵藤太がはかりことにて”
つまり、俵は米をはかったという駄洒落である。一説にはこの歌を聞き、
「カラカラ」
と笑って将門の首はしゃれこうべになったとも言われている。
いかがであろうか。大手町に落下する前、京都でも将門の首は大評判であったのだ。
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@何度も書いたネタ
別項で将門の首塚に纏わる奇怪な噂話、現代民話を紹介したが、将門という日本最大の祟り神に関する伝説はまだまだあるのだ。現在でも恐れられている大手町の首塚はともかく、京都でさらされた場所にはどんな伝説が残っているのであろうか。天慶三年2月14日壮絶な最後を遂げた将門の首は京都七条河原にさらされた。しかし、怪異な現象が起こった。太平記によると、さらし首になった将門の首は、目を閉じることがなく、毎夜毎夜、
「斬られしわが五体、いづれの所にか有るらん。ここに来たれ。首ついで今一戦せん」
と叫び、大層恐れられた。さらに3月になっても腐らず、怪光を放ちながら、虚空を飛び、落ちた場所が武蔵国豊島郡芝崎村であった。それが、現在の首塚である。
他にも「平治物語」には京都における将門の首に関する逸話が記載されている。藤六という人が将門に関する頓知の効いた歌を詠んだところ、将門の首が笑ったとあるのだ。
”将門は米かみよりぞきられける俵藤太がはかりことにて”
つまり、俵は米をはかったという駄洒落である。一説にはこの歌を聞き、
「カラカラ」
と笑って将門の首はしゃれこうべになったとも言われている。
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