陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

親父

2018-01-26 09:16:49 | 日記

ブログで書くか書かないか迷ったのですが・・・あえて福祉の仕事をしている自分と親父を尊敬し大好きだからこそ伝えなければと思い今回は身内の話をさせて頂きます。

僕は親と二世帯で同居してます。

親父は76歳・・・心臓の手術と片方の肺が機能しておらずその他の病気も合併し、現在、在宅酸素を5L使用しながら生活をしております。

母親は軽い認知症と言う病気と親父と同じく心臓の手術をしている。鍋をかけっぱなし・・・もの忘れ・・・冷蔵庫の中は賞味期限切れのものがあり、夕食には腐った食材や生に近い料理もしばしば・・・

そんな2人と犬一匹が現在喧嘩しながらでもお互いを支えあいながら生活している。

昨夜の1時30分頃・・・眼が急に醒めてどうしても寝付けなかったのでリビングで過ごしていると下から大きな音が聞こえた・・・すぐに転倒したとわかり下へ向かうと・・・トイレで便座と壁の間に体が挟まりタンクの隙間に頭が挟まり痙攣している親父がそこにいた・・・目は血走り・・表情と喋り方で・・・「間違いなく・・・・」と仕事柄判断できた。

「救急車呼ぶからな!!」と少し怒鳴るような感じで親父に伝えたが・・・朦朧としているにもかかわらず・・・・

「頼むから呼ばないでくれ・・入院はもう嫌だ・・・家に居たい・・大丈夫だから大丈夫だから」と・・・

ここから先のことは、無心にて親父の介抱し対応した・・・・約1時間後・・いつもの親父に戻り始めた・・

親父に「何処まで記憶あったの??どこまで覚えとる?」って聞いたら・・・

「トイレの扉を開けたとき」と・・・

記憶がほとんど無い中で親父が発した無意識の言葉・・・・・親父の本音だと確信できた。

今後は親父の残された人生を親父の好きなように生きてもらうつもりで、何時になるかはわかりませんが在宅で死なせてやろうと考えてます。

親父の背中を幼い頃から見て育ったから・・・・・今でも親父を尊敬し大好きだから・・・

介護が必要なご家族・・・には・・このような出来事やさまざまな不安があります・・・

施設長という対場からではなく・・今回は施設に入れることを考えていない最後まで本人の意思を尊重しその中で何が必要で何が出来るのかと・・・考える家族の立場で書かせていただきました。