陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

人からまなんだもの(介護編)

2019-04-28 13:52:22 | 日記

数日前からの「取り組み」です。

まさに「職員の思い込み」という概念が・・・・「ある女性入居者の認知症」という思考を吹き飛ばしたと思います。

認知症と言う病気が進んでいるのは感じていました。

ある職員に「本人が一番輝いていた自分らしくいた環境を自然な会話から引き出して欲しい」とお願いした。

数時間後・・・・「小学生の教師」と「ピアノ・音楽」という「キーワード」を見つけた。

昨日・・・・物静かで耳の遠い・・・足がむくんでいて・・・部屋のソファーでいつも横になっているこちらからの声かけに行動する入居者さんを朝食後に「ピアノの話と学校の話」から1階へ誘い「ピアノ」の前へ・・・・・・

その瞬間・・・・「感動」しかありませんでしたね・・・「当然の事」なのですが・・。

両手でピアノを弾き始め・・・メロディーはまだ思い出せてないようですが・・・想像していたことが現実となりました。

本日も「同じ声かけ」と「同じ環境」+「足浴」を実施。

今日は・・・なんと少しですが「歌い」はじめたんです。本当久しぶりに涙が出そうでした(泣)

 

この支援方法・・・・数年前から僕自身は実践しているものです。「ディグ二ティーセラピー」という支援方法。

 

「小澤竹俊医師」と入居者さんに学んだ「大切な瞬間」

これだから「介護」がやめられないんですね僕は(笑)


人からまなんだもの(一期一会)

2019-04-27 16:46:24 | 日記

山形にある珍しいお宿・・・・・テレビでも放映されたこともある「座敷わらし」が見られるという宿。

 

実は・・・色々な「偶然」が重なり宿泊することが出来たんですよ。

僕自身は「霊感」や「宗教」はなく、不思議な出来事や見えないなにかもあると思うしないとも思うし・・・・・。

 

ここからは・・・誰にも話をしてないことなので、信じる人は信じてください。信じない人は信じないで下さい。

僕が経験したことが「寝ぼけ」や「思い込み」や「妄想」「幻覚」ではなかったとしたのなら・・・・

 

世にも奇妙な「一期一会」になるのかもしれませんが・・・非現実的なものだとしても・・・・静寂な空間で学べたもの・・。

 

それは「見えないはずのものが見えたとき」の感情と「自分自身」と「死へ対する対話」ができたことなのかもしれません。

ただ・・・・思えて感じられたのが・・・・とても怖いものでもなく・・・柔らかな・・・温かな・・・そんな感じに包まれたような・・。

・・・・・今、振り返って思っても・・・・・・・不思議な学びだったな~(笑) 

 


人からまなんだもの(幼少期②)

2019-04-24 08:00:52 | 日記

前回のブログから②の「初恋は幼稚園の先生だった」からのお話です。

 

名前とある場面がはっきりと覚えているんです。

幼少期の初恋・・・・多数の方もきっと同じ思いもしたと・・・僕もそんな1人です。

話は「初恋」というものとは少し違うのですが、けれど・・・その先生を今、人として学んだ一人とするならば意味合いは違うかもしれないですけれど・・・「初恋」=「尊敬」になってたのかもしれませんね。

教室での遊びのうちの一つの出来事だと思います。

先生から「好きな人の前に並んでみてください。立っている人は目を瞑ってください」という感じのことを言ったと思うんでrすね。最初は「男の子」が前に立ち目を瞑り、「女の子」が好きな子の前に立つ・・・・・・。というものなんです。僕の記憶では・・・僕の前に何人いたかは覚えていませんが(笑)

 

今度は反対で「女の子」が前に立ち「男の子」が好きな子の前に立つ・・・・・。

どこの次代にもあると思いますがクラスに数人は大人気の存在が必ずいるもので「男の子」のほとんどがその「女の子」の前に立ってたのを覚えています・・・・多分・・・・「みんなの意見に流されて立ってた男の子」もいれば・・・「迷って立とうともしない男の子」や「ふざけて参加しない男の子」もいたのを覚えています。

 

では・・・僕はと言うと・・・みんな「クラスの女の子」から選んで立っているのに・・・へんてこな気まぐれな男の子だったんでしょうね(笑)

1人で「先生の前」に立っていました。

「流されるのが嫌い」な性格は・・・すでにここから生み出されたものだったのかな~と(笑)

そして先生が言った一言が・・・今もこころのどこかに住み着いているのかもしれませんね

 

 

「ありがとう・・・一人だけだったけど先生のところにきてくれて嬉しいです」


人から学んだもの(幼少期)

2019-04-23 07:49:59 | 日記

この年になると・・・・幼い頃の記憶も本当に「衝撃な出来事」や様々な「喜怒哀楽」の場面や「優しさ」などは残りやすいでしょうが・・・忘れてしまっていること・・・たくさんありますよね。

 

僕の幼少期の記憶で・・・・鮮明に残っているものの一部を紹介いたします。

①交通事故で死にそうになったこと

②「初恋」はやはり幼稚園の先生だったこと

③家では常に一人ぼっちでいたこと

④記憶に残る景色が地元ではなく「西芦別」だということ

⑤初めて食べた外食が亡くなった親父と2人で食べた「カツカレー」だったこと

 

・・・・その他たくさんあるのですが・・・・今回は④にまつわる学んだものをご紹介いたします。

幼い頃、両親は共働きで昼も夜もほとんどいなく幼少期の3分の1は「西芦別」の祖父の家に行っておりました。その場所は本当に田舎の中の田舎であり・・・自然に囲まれていました。

そこでの過ごした中での「景色」・・・・・祖父が僕に教えてくれた場所であります。教えてくれはしましたが幼少期の僕を連れて行ってくれるのではなく「自分で見たくなったら行けばいい」みたいな感じで・・・「雰囲気」や「色や香り」等を詳しく話してはくれましたが・・・絶対に「一緒に行こう」とは言わない今思えば「自立を促してくれた頑固なじじい」でしたね(笑)

結局・・・僕は1人で森の中を彷徨いながらその場所へたどりついてみた景色が・・・44年経ったいまでも鮮明に残っている思い出の景色なんです。

支援方法も学ぶ相手によっては「迷宮入り」してしまうことがたくさんあると思います。

一度・・・・どなたかの「幼少期」からの記憶を聞きだして・・・「自然に出る笑顔」を引き出してみてはいかがでしょうか。難しいかった「言動」が・・・・見えてくるかもしれませんよ。

 

 

 


人から学んだもの(夜勤編)

2019-04-21 08:01:36 | 日記

福祉の世界に入って初めての夜勤・・・・・。

緊張しましたね~

 

ちょっとした「物音」で・・何かあったんじゃないだろうか??と・・・心配と「大きな出来事がないように」と祈っていたのを思い出します。

暗闇から明け方の明るさを見たときと・・・早番者が来たときの「安堵感」・・・・・その時の早番職員が神様にみえておりました(笑)

 

「慣れだよ・・・でも毎回怖いけどね」と先輩からの助言。

様々な施設の体制で夜勤の勤務方法や業務方法は異なりますが・・・・・・

どの施設でも変わらないのが「緊急時の対応」が不安要素の一つかもしれませんね。

その不安を少しでも軽減するにはやはり「相手を知る」ことと「自分を知る」ことだと思います。

あとは本当に基本位は頭の中に入れといたほうがいいですね

「血圧が低いとき=足を上げる」だとか・・・・「熱発=環境調整・クーリング」だとか・・・・「眠らない=理由」だとか・・・「現実と違う話=その世界へ入り込んでの傾聴」だとか・・・・・。

気持ちだけでは乗り越えられない夜勤勤務。

「自分に必要な知識」=「聞くは一時の恥・・・・聞かざるは一生の恥」

 

 

 

 

 

 


人から学んだもの(介護編)

2019-04-20 07:26:37 | 日記

まだ介護経験がゼロのときのお話です

 

右も左もわからない福祉の世界へ飛び込んだのは十数年前のこと・・・・・。

「認知症」という言葉の意味もわからずに「人生の先輩」たちへの支援。

本当に「立たせ方」も「寝かせ方」も「着替えさせ方」も「脱がし方」も・・・あらゆる日常生活に、ごく当り前にある行動をしていただく為の支援が通用しない・・・・・・。

 

どうしたらいいか・・・・この仕事やっぱりやめようか・・・・・・・

 

そんな時に何も考えず「その人のために」という思いと「その人をどうしたら施設へ帰せるのか」という「無我夢中」の中で僕自身がホテルマンと飲食業(詳しくいうと水商売)と劇団員とギターで身につけていたものが・・・役立ちました。

「礼儀」    「笑顔」   「相手を褒める」   「相手を笑わす」   「相手の気持ちを先読みする」  「ありがとうございますの言葉」    「相手の喜ぶことを考え実践してみる」  「相手の世界感に入り込み同化する演技力」 「相手の好きな歌を歌う」

未経験の僕が毎日施設から外へ出て一日中施設へ帰ることを「拒否」していた入居者さんをほぼ毎回気分よく帰ってきてもらうことが出来た「未経験だからこそ出来た支援」・・・・・・・

 

そして・・・・その時に一番大事だったのが・・・その僕自身の支援や業務を何も言わず支えてくれた職員達と無茶な言動も怒りながらもきちんと理解してくれていた施設長(僕が一方的に思っている師匠)がいてくれたからこそ出来た支援です。

 

「施設に戻すことがとても大変」で職員が一番避けていた関わりを僕がほぼ毎回することでお互いが「支え合い」になり「信頼」に変わったのは・・・・・・・

「命をかけてさまざまな言動を見せてくれた入居者さん」のおかげであり・・・学ばせていただいたもの。

 

支援は・・・・・・一人ひとり違うのが「当り前」・・・・・「同じ支援」・・・「決められた支援」・・・なんてひとつも無いはずです・・。  

 

 

 

 


人から学んだもの(介護編)

2019-04-19 07:53:33 | 日記

これから小さなことなのかもしれませんが僕自身が人から人として学んだことを書いてみようかなと思いました。

 

これを読まれてくださる「介護関係」の皆様の「支援」や「思考」や「想い」等に役立てればと・・・僕の経験したものを書かせていただきます。

普段の支援や研修会の題材・夜中の夜勤にどうしたらいいのか迷ったときに・・・読んでみてください。

 

決して「答え」ではないので、「共感」はありですが・・・・最後は自分自身の「判断」です。そこを踏まえて読んでみてください。

最近・・少しもの忘れが多いため(笑) 同じ内容が数ヵ月後とかに書かれていても・・・何も思わず笑って過ごしてくださいね。

 

 


親子だから出来る介護支援

2019-04-17 16:13:57 | 日記

母親の習慣になりつつある親父のベットに座り窓の外を眺める行動・・・・・。

 

僕はこんなことをはじめて見ました。

以前母親は「鳥が飼いたいね」と言っていたが犬と熱帯魚がいるため生前の親父からの伝言で絶対飼わないようにしている。

・・・・・で・・・「家でなければいいのかも」と・・・家の裏に少しですが小さな庭がありその奥が、小さな森もありそこに「野鳥」を呼び込もうと考えて・・・小さな木2本にえさばこ(市販で売っている198円)を設置し、野鳥のえさをえさばこと周辺に巻きつづけての数日間・・・・・・・・・・・

とうとう野鳥が集まり母親は「鳥がたくさん来て飽きないわ~」といつも横になっていた時間が座っている時間に変わりはじめて起きている時間と少しではありますが外に出ることが増えました。

 

今朝は「野鳥」の色がどうやら綺麗らしく「頭の色が・・・」とか「はねの色が・・・」とか。

 

親父が亡くなって今日で4ヵ月・・・・・・・・食事量は以前よりはるかに少ないですが・・・笑顔は遥かに増えました。

「食事量」より「笑顔の量」・・・・・・息子だから選択できる介護支援なのですね。


ありがとう

2019-04-16 17:45:39 | 日記

「ありがとう」

最期にそう伝えて本日、1人の入居者さんを「おみおくり」させて頂きました。

 

「終末期」・・・「ターミナルケア」・・・・・この業界だから、こういう言葉があるのかもしれませんが・・・・・・

 

以前・・・勉強会でこんな題材で話をしたことがあります。

「死」から連想される言葉・・・・・・

心臓が止まるだとか・・・・・あの世へいく・・・だとか・・・・息が止まるだとか・・・・・なんだか・・・怖いイメージがあるのかもしれませんが・・・・・

「天使が迎えに来る」・・・とか・・・・・「生まれ変わるための新しい準備」とか・・・・・・「少しの間の魂だけの宇宙旅行」とか・・・・なんとなく・・・・明るい感じでも同じ「死」を意味するものですよね。

 

 

本当に・・・・人間死んだら・・・どうなるのでしょうね・・・・・

どうなるかわからないからこそ・・・・常に「死」と向き合わなければならないと思います

 

みなさん・・・・間違いなく「明日」も生きていますか??

1年後・・・・・間違いなく生きていると言い切れますか??

「確信」と「核心」がないからこそ・・・・今を大切に生きなければならないと・・・・・。

 

短い間でしたがありがとう・・・・Nさん・・・・。

 

 


我が家の丼物

2019-04-13 12:39:47 | 日記

相変わらずの母親に今度は昔からの我が家の定番メニュー「三色丼」を作りました。

「あら懐かしいわね~」と同じような反応。

我が家の三色丼というものは・・・・・「ひき肉・ほうれん草・卵」におまけの紅しょうがをのせたもの。

実は・・・幼い頃母親からこんな話をされたことがあります。

 

「この三色丼は私が作ったもので、新聞にも載ったのよ」と・・・。実は・・・・きちんと記事に載ってたんですよ~その切り抜きもありまして。 

 

作り方レシピ(我が家の三色丼)

①ひき肉はバターで炒めて、しょうゆ少量・めんみ少量・塩コショウ少量・みりん・お酒・はちみつ少量

②ほうれん草はゆでて水をきり、しょうゆ・酢・みりん・おさけで味を調え30分浸しておく

③卵は好みでフライパンで味付けなしでぐちゃぐちゃに~

④紅しょうがは市販のもの使用

⑤温かいご飯で小さな山を作り三つの区域に各具材を盛り付け最後に紅しょうがを一番上に。このみでひき肉からで  た肉汁を多めにかけたり。

 

やっぱりなのでしょうか・・・・・このご飯も食べておりました。過去に自分で作っていたものって・・・自分の好みで作るから好きな物の分類なんでしょうかね。 これに「ホタテの味噌汁」をつけて2品とも「全量」でした(笑)

 

一言・・・・母親つぶやいておりました・・・・。

 

人が作ってくれたものが今は一番美味しいわ・・・・と。