マイケル・サンデル教授の政治哲学が、今人気なのは皆さんご存じだと思います。その授業の特徴的な授業手法もさることながら、混迷する政治を改めて考える政治哲学の必要性に、多くの方が飢えているのではないでしょうか。
政策云々以前に、その政策の背景にある政治哲学が見えてこなければならないのです。
子ども手当や減税10%などの一律を前提にした政策は、一見すれば市民救済的な政策のように見えますが、必ずしも全体をとらえた弾力のある弱者への政策とは言えません。政治権力と市民の対立軸を中心とした受け狙いの政策といわれても仕方がありません。
真の弱者救済とは何であるか、私益を捨てて、考えて見たいと思っています。
以上