浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

能楽器の話を聞いて

2013-03-30 07:05:34 | 日記・エッセイ・コラム
 毎月一回行われる文化的な話を聞く勉強会にて能楽の小鼓と能管について伺いました。

 思いもよらず、私たちの全く知らない世界の歴史的にも文化的にも楽器の奥深さを知ることになると同時に、幸運にも400年も500年も前に作られたその楽器を実際に手に取ることができ、なかなか経験できない勉強会であったと思います。聞いているこちらにとって、知的好奇心の満足感に浸った2時間でした。

 こうしたお話を聞くと、前にも書いたかもしれませんが、「こだわり」というものを感じてしまいます。趣味の世界であると言ってしまえばそれで終わってしまうのですが、講演される方の生き様ということを考えてしまいます。損得き抜きで、情熱的なこだわりがない限り、昇華する演奏技術とものづくりの頂点には到達できないと思うのです。私たちは結果や表面的に感動してしまいがちですが、その背後にあるものを考えると、さらに感動が深くなるということでしょう。

 岐阜市でも毎年行われている「長良川薪能」を数回見ていますが、また違った見方ができることになるのかもしれません。

以上