幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

信州名物「おやき」

2023-02-07 | グルメ

「遠くとも一度は参れ善光寺」と言われている。

善光寺に参詣された方は、その参道で、お店の看板に「おやき」の文字を見つけた人は少なくないであろう。

「おやき」は、この頃は製造元から冷凍したものを送ってもらえる。

家では電子レンジでチンするだけで、手っ取り早く味わうことが出来る。

 

おやきは、昔から信州各地で食べられてきた郷土料理である。

「おまんじゅう」のようなもので、味付けした野菜やあんこを小麦粉で包み、焼いたり蒸したりして食べるものである。

中に入る野菜は、季節ごとに変わるものも含め、多くの種類がある。

今なら、野沢菜、野菜のミックス、切り干し、カボチャ、ジャガイモなどがあり、これから蕗やウドなどの山菜も出てくる。

夏になれば、ナスがおいしい。

その作り方は、長野県下でも地域により特徴がある郷土色豊かな「名物」である。

 

この間、お世話になった何人かの人にお送りした。

みなさん東京住まいの方なので、「おやき」が口に合うのか?、若干の心配があった。

ところが皆さん既に「おやき」を食べた経験はお持ちであったのには、ちょっとした驚きであった。

その上、「おいしい」とおっしゃっていただけたのでホッとした。

 

「名物にうまいものなし」なんて言い方もされるが、そうとは言い切れまい。

全国に知れ渡る地方のうまいものはたくさんある。

「おやき」の美味しさも、やがて全国に広がるのではないだろうか。

 



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