唐津城(佐賀県・唐津市)で珍しいエレベーターを体験した。
唐津城は唐津湾を目の前にした、小高い山のてっぺんに建てられている。
長い石段を登って大手門に向かうことになるが、この石段がなかなか大変である。
大変であってもまずは正攻法で、こお石段を登って本丸に向かう。
頑張って本丸まで登り、さらに天守の最上階まで上る。
そこには、登ってきたものへのご褒美として、素晴らしい眺望が待ち受けている。
下りは、あの石段を避けて、大手門とは反対側の、北門に設けられているエレベーターを使うことにした。
ちなみに、高齢者は無料で利用できる。
それがちょっと独特であり、始めて体験するものであった。
エレベーターそのものも、乗降口も、どのビルにもあるものと何ら変わるところがない。
ところが、乗り込んで行き先ボタンを押すと、エレベーターは山の斜面に沿って「斜め」に動き出したのである。
垂直に昇降するエレベーターしか知らない者にとっては、珍しい体験であった。